- 1ポンドの福音 Vol.4 (4) (ヤングサンデーコミックス)/高橋 留美子
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子供のころ、私は「うる星やつら」がすきだった。明るいコメディーが、でも最近「めぞん一刻」の響子さん(未亡人)の孤独というなのがなんかわかるような気がしてきた。響子さんが犬に語りかけたり、「エヴァ」のリツコ博士が猫をかわいがるというのも私と同じ・・・。と思う。人にどんなこといわれても、猫や犬は飼い主にすりよってきますから。「1ポンドの福音」も「めぞん一刻」と同系統のシスターとボクサーの恋物語です。高橋留美子先生はよく巫女やシスターが出てきますが、高橋先生の性格が反映されているんでしょうね。そういえば「うる星やつら」でも巫女のサクラ先生は普段は明るくても、ときどき孤独の影を垣間見ることがあります。「めぞん」の年下の五代君や若いボクサー君は高橋先生を支持するファンの気持ちを代弁しているかのようです。「犬夜叉」や「うる星」のあたるはちょっと女性の考える架空の男性キャラというかんじなのですが。その点ではこのヒーローは男性も共感できるのではないかと思います。