秋のG1レースが始まりました。
昨日のスプリンターズS(G1)で三浦皇成騎手が勝利。
これが三浦騎手にとってデビュー18年目で初めてのG1勝利だと知ってビックリです。
彼はルーキーイヤーで勝利数91と武豊騎手の新人最多記録69を大きく更新し、『天才騎手』『ネクスト武豊』として華々しく騎手人生をスタートさせました。
当時、私を含め競馬に興味が無かった人達でも彼の存在を知っていたほどですから、メディアも彼を大きく持ち上げていました。
ですが、現実は甘くなかったのですね。
怪我による長期離脱
G1を勝てない日々
SNSでは心無い言葉の数々
馬券を買った人々からの罵詈雑言
後輩たちが先にG1ジョッキーになる現実
昨年は特に初めてG1を勝ったジョッキーが多かったですから辛かったでしょうね。
それでも応援してくれるファンの方、馬主、調教師、厩舎関係者などまわりの支えがあって、心が折れそうな時も乗り越えての127回目のG1で初勝利。
これは泣いちゃう。
勝利インタビューで彼の姿を久しぶりに見ましたけども、雰囲気といい、話し方や内容が『大人になったなぁ!』と思いました。
昔はどこか調子に乗ってて、生意気そうなイメージでしたから。
デビューでの勢いそのままにトップジョッキーとしてずっと走り続けていたら、多分今の彼とは全く違う人間になっているような気がします。
逆境というのは本当に辛い。
けれど、そういう経験こそが人間を深くするというか、率先して経験したくはないんだけれど最も自身を成長させてくれるものだと思います。
いついかなる時も天狗になるな、常に感謝の気持ちは忘れるべからず。ですよ。
ウインカーネリアンも8歳で初G1勝利、よく頑張った。
おめでとうございます!
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今週末は凱旋門賞
パリの週間天気予報では雨が降らなさそうで、パンパンの良馬場でレースが迎えられるかもしれません。
間違えても人工的に散水などしてくれるな。
逆に良馬場を嫌って出走を回避する欧州馬もいるみたいですね。
シンエンペラーは体調不良で出走を見送り、日本馬は3頭になりました。
オーサムリザルトがブリーダーズカップの出走を見送り、武豊騎手が天皇賞秋でメイショウタバルに騎乗することが決まりました。わーい。
10月は秋華賞に菊花賞も。毎週末が楽しみ。
