フレッシュフラワーからドライフラワーにシフトして、コツコツ制作する日々。
家事、育児、パートの合間に作るから、毎日少しずつ時間を割いて数日かけて仕上げる。
完成したものは、去年まで幼稚園に子供が通っていた時は、幼稚園ママに材料費だけもらってお譲りしていたけれど、いつまでもそれではいられない。
ついにネット販売を始めて、私の作品を世に出す時が来た。
来年中にはcreemaかminneで出品しようとおもうけれど、手始めにまずはメルカリでスタート。
とりあえず、前にこのブログに載せたスワッグと、リースの2点を出品。
私は今まで、メルカリではたまに自分が購入するくらいで、売る側の経験がない。
だからもうドキドキ。
どうやって出品するんだろう。
何てコメントを書いたらいいんだろう‥。
発送はどうすればいいんだろう。
もともと出品を目的に制作したわけではなかったスワッグはメルカリ便で送ることにした。
あと5センチ短く作っていたら定形外郵便で安く送れたのに。
作り直すと失敗しそうで怖い。
次からは箱からサイズを考えて作ろう。
一つ勉強になった。
出品したらしたで、閲覧数やいいねが気になる。
特にスワッグの方は閲覧数が凄かった。
売るために出品しているのに”売れたらどうしよう‥”という不安が強くなってきた。
いくら写真が重要とはいえ、カメラ機能が良すぎてあまりに美しく写っていたら実物を見た時にガッカリとならないだろうか‥。
主人は、自分が思う上限金額で出品したらいい、値を下げることは後でいくらでも出来るから、最初から安くする必要は無いという。
しかし数日経って閲覧数が500を超え、いいねの数も増えてきたところで私は出品停止にしてしまった。
いいねが付いても、こんな金額で売れるんだろうか、いや売っていいんだろうか。
心がざわついていた。
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一方のリースは、閲覧数は一週間で60程度。
いいねは2。
ハンドメイドの出品もかなり多いので、やっぱりそう簡単じゃないか‥。
値下げしてみませんかという文言を見つけ、私は値下げに踏み切った。
今の私には、利益より”売れた”という成功体験を積み上げる事の方が重要なのだ。
材料費と運送費の合計額が赤字にならなければ良しとしよう。
カルトナージュの先生も最初は材料費だけもらってレッスンしていたとおっしゃっていたし、honamiさんも確か最初は破格の2000円でイベントの募集をしていたという。
最初はそんなもの。
成功体験を積み上げ、自分に自信を付けて、受け取っていいと思う金額を徐々に引き上げていく。
金額を下げると一気に閲覧数は300を超え、11人からいいねが付き、そして、
『ママ、メルカリでなんか売れたよ。』
私のスマホでゲームしていた娘が言った。
初めて売れた。
その嬉しい気持ちは一生忘れない。
不器用で大抵の事には適当な私が、毎日どこかまだ改善の余地はないか毎日見ていたリース。
ついに明日、定形外郵便で発送する。
娘が嫁ぐ親のような気分。
いや、娘なら嫁いでも会えるけど、あの子にはもう会えない。
遥か遠く九州に行く事になった。
”素敵です”
購入時にそうコメントを下さった方の元で大切に飾ってもらえるのを願う。
