短大2年生の生徒さん。

学内のピアノコンクールで2位を取ったり
ご活躍中なのですが
来年、就職ということで
レッスンも今年度「通えるだけ通います」

と言ってくれてて頼もしい限りですニコニコ



時間がある時はずっと家で練習するくらいに
ピアノが好きなんですが
だんだんと時間が取れなくなってきて
今年は1年がかりで1曲出来れば、、、

と考えた末、選んだ曲は
ベートーヴェン「悲愴」。
出来れば全楽章。

この曲を渡した時に彼女は大喜び
したんです。

これ、タカラヅカでやってました❣️

彼女はタカラヅカの大大大ファンで
しょっちゅう観に行っていますが

ベートーヴェンの公演で
悲愴の2楽章と3楽章が使われてるそうです。

本とDVDを借りましたニコニコ




カッコ良すぎなルードヴィッヒピンクハートピンクハートピンクハート

舞台では
ベートーヴェンが使っていた
ジョンブロードウッドによーく似ている
ピアノが使われていました。


画像お借りしました



もちろん本物ではなくアンティークピアノ

なんだと思いますが


そこまでこだわってて

さすがタカラヅカ👏✨



ちなみに、本物のジョンブロはこちら👇


菰野ピアノ歴史博物館のカレンダーより



実際の音はお琴のような感じで

響きはないのですが

このピアノであれだけの作品が作れる事、

ほんとに驚きます。



レッスン、

悲愴の1楽章、最初の1つ目の和音の

響せ方だけで1時間近くかかりました。


どうしても手首で逃がしてしまって

深さがでません。


また彼女の癖で打鍵の瞬間に

スナップするので

音テキに打鍵はキツイけど軽い音、みたいな

真逆な音色になります。


手首はじっとして鍵盤に置いたまま

底まで深く深く沈めて響きを繋いでいかないと

ベートーヴェンの苦悩の音は出てきません。

※奏法にもよりますが

 


反動で弾いたり打鍵のスピードを

かけてしまうと薄っぺらくて

固い音しか出ないんです。


そうは言っても私でもなかなか出来ないし

今私が弾いてる曲も、まさにそういうタッチが

必要なので一緒に研究しながら

レッスンするという感じです看板持ち



私が彼女の弾き方を真似してみて

その後、深く沈めるタッチで弾くと


音が全然違いますーびっくり


と言うので、耳で分かってくれたのは

良かったと思います。



次の週、びっくりするほど

癖が取れてました。

とても意識して練習したのだと思います。


癖ってなかなか取れないですしね。


ベートーヴェンって難しいですよね。

テクニックも必要だし。


あー、でもなんでも難しい(笑)


作曲家の数だけ難しさがあるなあ。。。


でもだからこそ、面白いのですけどねニコニコ