先々週、夫のおばあちゃんが亡くなりました。96歳の大往生でした。

ホームにいましたが、老衰で数週間前から意識もあったりなかったり。ユダヤでは亡くなったらすぐに葬儀をします。お通夜とかはないです。

ただ亡くなったのが土曜日の安息日で、ラバイ(ユダヤの神父さん)に連絡がとれないからすぐお葬式ができないかもしれないとてんやわんや(敬虔なユダヤ人は安息日は電話使わないので)。それでギリギリまで葬儀ができるかわからず、日曜日の昼頃になって葬儀が夕方にあると連絡がありました。


以下、内容は我が家の話なので、ユダヤの皆さんがみんなそうなのかはわかりません。


昼に連絡があり、バタバタと用意をしました。既婚女性はスカーフや帽子で頭を隠さなければいけません。私はユダヤに改宗してないので、そこまでがっつりスカーフをかぶって行くのもどうかと思い、太めのカチューシャをして行きました。帽子もホリデーに行くようなのしかなかったので。

ユダヤのお葬式は平服です。一応地味目な服に着替えました。娘には女性はパンツはダメなので、膝が隠れるくらいの丈のスカートに、上は肘が隠れる長さの服をと言ったらダサいだの暑いだの言い出して、ちょっとケンカ。夫にも私が正しいと言われ、娘はブーブー言ってましたが、葬儀の場所に集まった人を見て「着替えてよかった」と納得してました。改宗してないからユダヤのルールを全然理解してないと思われるのも嫌だし、義両親が他の人にあそこの嫁は、と思われるのも申し訳ないので、こういう場は結構気を使っています。正統なユダヤ人はルールを気にしてない人もいるんですけどね。


夫の祖父母は1組離婚→それぞれ再婚で、3組6人いました。私が結婚してからそのうちの3人亡くなったのですが、お葬式は小さい子(小学生くらいを指しているのだと思います)は来ない方がいいと言われてたので、私も子ども達も今回が初めての葬儀参列でした。

まず夕方にお葬式というのにちょっとびっくりしたのですが、それも墓地で行われそのまま土葬です。

夕方に墓地に行くなんて日本人の私にはちょっと信じがたかったです。


長くなるので続きます。