お芝居をする時、

どうしても

 

「カタチ」とか「何をするか」

ということに捉われやすい。

私もですよ。

 

 

その一例として、、

 

 

セリフや決まった動きのないところ

って実は『居方』がすごく難しいんですよね。

 

 

だって「これやってね」という指示がない状態だから。

(日本人は苦手な人が多いと思う)

 

 

でも私としてはセリフがない時に

この役なら動くかな?何をしているかな?

を考え、作り上げることが

 

 

お芝居の醍醐味、楽しさ

 

だと思う。

 

 

↑去年、ミュージカルクラスの子供達に

美女と野獣の「朝の風景」を振付した際

 

まずは振付を踊らずに

 

「自分はこの曲の中で一体誰なのか?」

「なんていう名前?何歳?」

「ベルとの関係は?」

「何をしに、この広場に来たの?」

「あなたは1日この世界でどうやって過ごすの?」

 

 

という質問をして、考えてもらい、

曲の中で自由に動いてもらいました。

 

 

すると、出る出る。

いろんなアイデアが彼らの体を通して。

 

 

 

「私たち姉妹でお菓子を作って売ってるの」

「年齢は18歳でベルとは友達」

「パン屋さんの手伝いをしてるんだ」

「ベルのことは変わった子だなと思ってる」

 

 

 

このワークは、みんなすごく楽しかったようです。

 

 

何回でもやりたがったし、

その度に新しいものが生まれたりもした。

 

 

でもあまりやり過ぎると、

 

今度は自分の作った枠の中

同じ動きをなぞり続ける子も出だすのね。

 

 

いいもの、楽しかったものは

取っておきたいっていう気持ちもわかるけど・・

 

 

そう言う時は新たなお題を出してまた

新しいものに挑戦してもらう。

 

 

 

最近そういう部分を楽しめる子たちになってきてくれてます。

 

 

「どうしたらいい?」

 

がどんどん減って

 

「こうしたいんだけど、どう?」

 

が増えてる。

 

 

「こうしなさい」をやるのに長けている日本人。

 

 

私はその力もとても素晴らしいものだと思うよ。

空気を読む力が長けているのも、いいんだよ。

 

 

つまりは、使い分け。

 

 

うちのクラスにもルールはあります。

でも表現や芝居においては、基本的にノールール。

 

 

もちろん芝居はチームワークなので、

チームの目指すところから外れたら言うけれど、

 

外れてみる勇気を持つことも、

 

表現者としてはとっても大事よね〜。

 

なんて思いながら子供達と向き合っております。

 

みんなタフになってきていますね✨

 

 

 

 

音符和歌山市のミュージカルとダンスの教室Studio LOOSE音符

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