今年の桜前線は予想外に遅くなっているようで、久ぶりに入学式と桜のコラボレーションを楽しめた地域も多かったようですね。

 

やはりこの時期はニュースでも全国の桜の便りについて触れているものが多いなと思います。

 

全国津々浦々桜の名所といわれているところはありますし、そういうところには、こぞって人が集まって、写真を撮ったり、宴会をしたりとそれぞれに楽しんでおられる様子が見られます。

 

確かに名所といわれるところは見事な桜が咲き誇っていて、場所によってはそれとセットで絶景と呼ばれるような景色もあったりして、一度は訪れたいと思う気持ちは自然ですし、とても理解できます。

 

けれど、名所といわれるところではなくてもひっそりと一本のさくらがたたずんでいたり、田舎の納骨堂やお墓の周りには桜が植えてあって、訪れる親族のこころを和ませたり、小さな川沿いに小ぶりの桜が並んで咲き誇っていたり、それぞれの場所で、それぞれの桜が咲いている様子もとてもきれいで素敵だなと思います。

 

そういう人が少なくて、日常にとけこんだ桜があるところでのんびり過ごすのに、幸せを感じ、とてもいい時間だなと感じます。

 

みんながスペシャルではなくてもいい

それぞれがそれぞれのスタイルでいい

誰かにスペシャルといわれる必要なんてない

でも誰かがきっと見ている

 

そんなメッセージが聴こえてくるようで、なおさら良い時間だなと感じます。

 

いよいよ今週からほとんどの学校がスタートします。

 

スペシャルにならなくても、自分らしく、自分の良さを見つけて、自分だけの未来に一歩ずつ進んでいってほしいなと思います。