今日は、多くの小学校で卒業式が行われました。

 

楽しい小学校生活だった子

あまり学校に行けなかった子

中学校が楽しみで仕方ない子

大切な友達と出逢えた子

毎日暮らしていくことで精いっぱいだった子

 

同じように卒業証書を受け取っていても、あるいは卒業式に参加しない、できないという選択をしたとしても、6年間のストーリーは千差万別なんだろうと思っています。

 

子どもにとっての6年間は、大人時代とは比べ物にならないくらい濃厚で、背が伸びるだけではなく、内面も、体も、思考も、行動も、社会的広がりも、何もかもが成長してる時期。

 

良いこともそうではないことも含めて、様々な経験をすることが、のちのちの一人一人の人生の基盤となるものんであることは言うまでもありません。

 

大人になって覚えていることはそんなに多くはありませんが、それでも記憶の奥の方に残り続け、大人になったとき、親になったとき、社会人になったときに、自然と、あるいは無意識に未来の自分に影響していきます。

 

長く支援の現場にいると、子ども時代にかかわった方が、社会人になったときに別の形で再開することがあります。

 

当時はしんどいなかで親御さんや先生たちも一緒に、何より本人がもがきながら過ごしていた毎日が、意味があったんだな、そのことを糧に前に進んできたんだな、と思う瞬間も少なくありません。

 

楽しい気持ちで卒業を迎えた皆さん、本当におめでとうございます。

その思いをエネルギーに次のステージに進んでください。

いつか思い通りにいかなかったり、しんどい時に、そのエネルギーがあなたを支えてくれることでしょう。

 

今、しんどい気持ちで卒業を迎えた皆さん、よく頑張って今日を迎えましたね。

本当におめでとうございます。

今までのあなたの経験も思いも、きっと未来のあなたを支えてくれます。

そしてあなたの味方は必ずいます。

明日からも、無理することなく、自分のペースで歩いていってくださいね。

 

親御さんに限らず、大人の皆さん、子どもは未来そのものです。

子どもたちに、それぞれの立場でできることをしながら、一緒に彼らの未来を応援していきましょう。