みなさんは、特に理由は思い当たらないけれど、「なんだか調子が悪いな」と感じるときはありますか。
私たちは日々様々なストレスを受けていて、それは気温などの物理的なものだけではなく、いやなことや負担に感じるような心理的ストレスもありますし、頑張ろうと思ってエネルギーを燃やすようないい意味でのストレスのあります。
そういうものを日々受け取りながらも、普段は、上手に気持ちを切り替えたり、食事などのケアをすることで大きな影響なく過ごしているのですが、
時々予想外に大きなストレスの影響を受けたり、継続的に負荷がかかるような状況があったり、年齢や状況などから普段なら難なくやり過ごせるような負荷の影響が残ってしまったりと、いつもいつも上手に対処できるわけではないのが自然なこと。
けれど、そういう負荷やストレスを、感じる余裕すらなかったり、打ち消すような、見ないようにするしかないような状況があったり、仕事や何か大切なことでやるべきことを優先せざるを得なかったりすると、あたまのなかで「大したことはない」「まだまだ大丈夫」と勝手に負担やストレスを過小評価し、無理をしてしまうこともあるように思います。
そんな時、頭の中はなんとか都合のいい解釈をしたり合理化できたとしても、体は正直なので、胃腸がサインを出したり、睡眠に影響したり、お肌の調子が悪くなったり、さまざまな発信をしてくれます。
それは身体の声、自分自身の内面の声で、
ちょっと無理してるんじゃない?
少しペースダウンした方がいいよ
休むのも大事だよ
などの気遣いの声だったりすると思います。
その大事な大事な、でも小さな声を無視し続けると、もっと大きなサイン、
たとえば
朝からめまいがして起きられない、とか
体中に発疹が出てかゆくてしかたない、とか
胃腸の調子が悪くて食事がままならない、とか
その人のもともと弱いところを中心に、あるいはその人の活動を強制シャットダウン
できるようなサインを体がだしてくるということも起きてしまいます。
身体って不思議ですよね。
もちろん中には何かの疾患のサインであることもあるのでちゃんと対処した方がいいのですが、疾患ではなく、ストレスや過労などの負荷から身体の症状がでてくることは自然なことなのです。
日ごろから、自分の心の声にもちゃんと耳を傾けてあげないといけませんが、体の声、体のサイン(変化)にも敏感になっておくことは大切なことなんだろうと思います。