子どもの頃、30歳といえば、ものすごく大人だと想像していたように思います。

 

そして社会人になって、30台、40代の先輩方を見て、やっぱり「すごいな」「自分もあんな風になれるあろうか」と憧れや尊敬とともに、とても遠い存在のような、すごく大人だと感じていたように思います。

 

けれど、実際自分が50代というステージにやってくると、様々な経験をして、人としても職業人としても多少成長しているところはあるものの、昔抱いていたようなすごさというか、イメージとは違っていて、まだまだ未熟で悩みも迷いも多いひよっこなんだなと感じます。

 

もちろん大人としてのふるまいを身に着け、親として社会人としての常識のようなものも経験とともに身に着けますが、内心の部分はそんなに変わっていないというか、10年前なんて昨日のことのような感じ方に変わってきたところもあって、気持ちは若いままとまっているところも大いにあるような気がします。

 

とはいえ、一昔前までは、「人生50年」といって、50歳といえばいよいよゴールに向けてどう進んでいくか、という時期だったわけですし、体力や気力、状況などを考え絵も、今までと同じようにというわけにはいかず、何を選択して、何を手放して、これからどう生きていくかをしっかり考えるターニングポイントにはなっているんだろうと思います。

 

ふと周りをみても、とても素敵に年を重ねている方がいる反面、そういうわけにいはいかない方もいらっしゃいますし、

 

職業人としても、あんな風になっていきたいなと思う先輩と、ああはなりたくないと思ってしまう先輩もいたりして、自分がどうしていきたいのかを考えることが増えたように思います。

 

若い時のようにエネルギーがあふれているわけではないこれからの時間を、どんなふうに、自分らしく、自分の納得のいく人生にしていくかは、自分で決めていかなくてはいけないこと。

 

いつかゴールテープを切る瞬間に、「あー良い人生だった」と思えるような毎日にしていきたいなと思っています。