3月になって、日本では卒業や進学、就職など、来月からはじまる新しい毎日に向けた動きが活発になっています。

 

今年は温かいこともあって、テレビから菜の花も河津桜も満開に咲き誇るニュースがながれたり、訪日外国人のインバウンド需要や株価上昇など、明るいニュースも多く見かけるようになりました。

 

けれど、世界に目を向けた時、ウクライナでもガザでも、平穏で当たり前の毎日を送ることができず、毎日不安ななかで暮らしている子どもたちがたくさんいます。

 

戦闘状態の長期化は子どもや高齢者など、いわゆる社会的弱者の命のリスクを高めることになるのですが、その現状は改善するどころか日に日に悪化しているようです。

 

ガザ北部で子どもの栄養不良が深刻化、国連機関が訴え|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweekjapan.jp)

 

私たちは、日々特に大きな問題なく暮らしていると、自分や自分の近いところに目を向けて過ごしてしまい、そのありふれた日常にすら不満や不平を感じてしまったり、今ある日常のありがたさに鈍感になってしまうところがあろうように思います。

 

けれど自分の生活と社会、あるいは他の人たちの生活、世界の情勢は、遠いようで決して無関係ではなく、どこかでつながっていたり、影響し合ってるものだと思います。

 

そのつながりや関係性が見えにくいからこそ、自分からそういう情報に敏感になったり、触れるようにしておくことは大事なことなんだろうと思っています。

 

本来、子どもはどこに生まれても、どの国に生まれても、安全安心で育つ権利、愛される権利、生きる権利が平等に与えられているはずです。

 

けれど、そうではない状況下にいる子どもたちがあまりにも多すぎるのが世界の現実。

 

そういう現実から目を背けることなく、まずはちゃんと知ること、そして考え、想いを馳せること、できれば自分にできる小さくても具体的行動をとることが大切なんだろうと思います。

 

すべての子どもたちに笑顔があふれることを願っています。