皆さんは、感謝の気持ちや良いなと思ったこと、感動したことやすてきだなと感じたこと、言葉にしていますか。

 

親子や夫婦、恋人同士や家族など、近しい方々同士だと、照れてしまったり、つい伝わっているつもりになったり、言わなくてもわかっているだろうなんて勝手に思い込んだりして、実は他人よりもちゃんと言葉にして伝えていない、なんて方もいらっしゃるのではないかと思います。

 

確かに、お互い理解しあっていて、言葉にすることが苦手な人なんだとわかっていたりすれば、なんとなく伝わ他ないわけではないかもしれませんが、それって勝手な思い込みだし、何なら相手にわかってもらう前提の甘えている状態ともいえるかもしれません。

 

また、子どもの場合は物事の裏側や側面を見る力がまだまだ苦手で、なぜそんなふうに言うのかをちゃんと説明しないと真意が伝わらなかったり、自分の少ない知識や経験で違う理解をしてしまうなんてことは日常茶飯事なわけですし、

 

こちら側が言葉にして伝えていく、というモデルとなることで、しっかりと思いが伝わり、想いをくみ取る力が育まれるだけではなく、伝える力も自然と育っていきます。

 

とはいえ、大人だって意外とわかっているつもり、伝わっているつもり、ということは少なくありませんし、冒頭のようなことは、たとえ伝わっていたとしても、改めて言葉にして伝えても、減るものでもなければむしろ嬉しかったり気持ちがほっこりしたりして、そういう気持ちは沢山あってもいいことしかありません。

 

ポジティブな言葉・感情は人を元気にし、自分も元気にしていくわけで、それを近しい人と共有し合えば尚更良いことしかないと思うのです。

 

どうしても照れて言えない方は、手紙でもいいし、向かい合わず車に乗っていたり一緒に歩いているような視線がずらせる状況の中で言葉にするといいでしょう。