先日保険の見直しをしました。

 

自分ではよくわからない分野なので、古くからの友人であり、専門資格も持っている、信頼できる人に相談しました。

 

自分の不安も、将来設計も、家族のことも、いろんなことを話す必要があるため、相談するならだでれも言い訳ではありません。

 

時間をかけてはなしをし、専門家としてのアドバイスももらったうえで、納得の見直しとなりました。

 

保険に限らず、生活していると、最終的には自分で決め、責任を負うとしても、そのために必要な情報を得て、取捨選択して、納得した選択をする、いわゆる「自己決定」というのは、簡単なようで難しいプロセスだと思います。

 

社会人として、大人として長く生きて、様々な経験をしたとしても、ネットに情報があふれているとしても、自分にわかること、判断できること、知っていることって、そんなに多くはありませんし、世の中の制度はどんどん変わっていき、何が正解か、殿選択が正しいのか、自分に合っているのか、などなど、わからないことばかりだと思うのです。

 

そういうときに、信頼できる人がいること、そしてその人に相談する力があることはとても重要なことだとあらためて感じました。

 

相談援助職をとして仕事をしているとき、自分の専門職としての知識や経験を高めていくことはもちろん大切なことだと思っていますが、人として信頼されることは何よりも大切なことなんだろうと思います。

 

もっと平たく言うなら、

「この人に話して良かった」

「この人に相談してすっきりした(気持ちが落ち着いた、気持ちが楽になった)」

「またこの人に相談してみよう」

と思ってもらえることって大事なことだと思います。

 

結局人が人と向き合うとき、人柄というか、人となりというか、相手に与える印象や相手が感じる心証や、そういうことが大事なんだろうと思うのです。

 

今回相談する側を経験して、改めて「基本のキ」について考える良い機会となりました。