こんにちは、Keikoです。

 

Story of Life 私の人生 

前回の記事はこちら 第97話:社員旅行 〜 1993年 2度目のハワイ編 Part 2

 

前回まで、20代の頃のお話をしてきました。

こうやって改めて思い返してみると、スタートは「人生真っ暗闇のドン底」状態、手術で「人生のリセット」して再スタート、そしてバブル景気に乗って、私の運気も一気に上向いていき、最後は「人生の楽しさと幸せ」を目一杯味わいながら終わるという、それこそ「V字回復」という言葉がピッタリの10年間でした。

 

さて、今日からは30代の頃のお話ししようと思います。

この10年間は、まるでジェットコースター並みの波乱万丈を味わうという、まさしく「人生の大転換期」でした。

 

1993年10月。

とっても楽しいハワイの日々を過ごしてから3週間後、私は30歳の誕生日を迎えました。

この年は、体育の日(当時は10月10日でした)が日曜日だったので、私の誕生日は振替休日だったのですが、悪友達が「誕生日会」という名目の宴会を企画してくれました。

友人行きつけの居酒屋さんを昼から開けてもらい、友人たちと夜まで酒宴を満喫しました。

そして翌日は、会社の皆さんも「誕生会」を開いてくれました。

旦那さんは下戸でお酒を1滴も飲めないし、シフト勤務だから毎日家に帰ってくる訳でも無いので、私は私なりに、日々「楽しい酒宴社会」を満喫していた頃です(笑)

 

 

また母が他界した翌年に、父は公務員として定年退職になり、5年間の嘱託勤務となりましたが、このあたりから父の生活が一変し、まるで「糸の切れた凧」のような状態になり、日々派手に遊び呆けるようになっていきました。

40年以上勤め上げたのだから、それなりの退職金を貰っていたようなので「ちょっとくらい贅沢な遊びをしても大丈夫♪」くらいの気持ちだったと思います。

そんな状態だから、カラオケも家での「ジャイアンリサイタル」を完全に卒業しており、夜な夜なスナックやクラブに入り浸るようになっていて、お店の「お姉さん」を家に呼んでくることがだんだん多くなっていました。

まあ、父も「いい大人」(というか、爺さん)なので、何をしようがどうでも良いと思っていたし、干渉する気もサラサラないので、好きにすれば良いと思っていたのですが…

 

 

とある日のこと。

実家に用事があったので行ってみると、その時父は不在だったのですが、今まで一度も見たことのない「お姉さん」が家におり(驚)、お姉さんの友達らしき人が5人ほど部屋に来ていました!

そして、母の形見(自分で縫って大切にしていた)和服類を部屋いっぱいに並べて、彼女の知人達に配っているではありませんか!

部屋で鉢合わせ状態になったところで、お姉さんから突然「あんた誰⁈」と言われてしまい…

「この家の娘ですが?どちら様ですか?」と返すと、お姉さんの知人達は母の着物や帯などを持って一目散に逃げていき、私とお姉さんだけが部屋に残るという、なんともテレビドラマのようなシュールな状態に!

お姉さん曰く「父に頼まれて、この家に同居することになった」そうで、「いらない和服類を処分して欲しい」と頼まれたから、友人を呼んだとのこと。

お仕事を伺うと、スナックのチーママさんだそうで(汗)

正直なところ「あー、遂にここまで来たか」という感じでした。

 

 

母の形見の和服については、自分で着るとか引き取る気が無かったので、ある意味仕方ないという思いもありましたが、一方で父が私に何の相談もなく「処分してくれ」とお姉さんに頼んでいたことが、何よりも許せませんでした。

 

後日、父と対峙することになりましたが、あまりにも「あっけらかん」としており、私の怒りは完全にMAX状態に!

「もう勝手にやってくれ!」とか「完全に縁を切ってやる」となり、それ以降、父が亡くなるまで殆ど口を聞くことはありませんでした。

が、旦那さんの方は、結婚当初から父とは「仲良し」だったこともあり、男2人は楽しそうにしていたので、それはそれで放っておくことにしました。

 

 

後日談ですが、結局私が鉢合わせした「お姉さん」とは、何が原因なのか分かりませんが、半年も続かずにお別れしたようですが、その後も懲りることはなく、父が亡くなるまでの10年間、何人もの女性と同居していましたっけ。

娘からすれば、特にモテる要素など、父には全くなさそうなのに…

やっぱり「お金」だったのだろうか?

 

一方、会社の方も、バブル景気の崩壊の波に飲まれていくことになります。

仕事量は、今までの半分以下になっていき、割と大きな仕事の依頼があっても「予算が無いから」ということで、従来の半値近くまで買い叩かれる状態になっていきました。

ジェットコースターのてっぺんから、一気に急降下し始めたような、そんな感じ。

「この先一体どうなるのかな?」という不安が見え隠れするような日々。

 

 

でもこれは、あくまでも「序章」に過ぎなかったのです。

ここからは、驚くような事件が、色々と起きていくのでした。

 

〜続く

 

今日はここまでです。

次回は、第99話:税務調査の恐怖 に続きます。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

またお会いしましょう♪