梅雨のじめじめはイヤだけど(っても、今年は今の所カラ梅雨っぽいですが)、保存食モノ作り大好きな私にとっては、一番ワクワクする素材『梅』の時期がやってきました。

梅雨入りしはじめると始めに青梅が出て、それから段々黄色いフルーツみたいな完熟梅が出回って来ます。
青いものは、サワードリンクや梅酒向き、黄色いのは梅干しやジャムによく使われるみたいです。

梅の種類も様々で、名も知られてて大粒で肉厚なのが『南高梅』。
お値段も少々高めですが、梅干しなんかは小梅よりもこれで作った方が作り易くて始めは失敗が無いみたいです。
毎年定番で作っているジャムも、梅干し作りの際に除けた(キズや傷みが有るとカビる可能性があるので)果肉の多い南高梅で作ってますが、今回は丸々とした美味しそうな地元産の黄色い梅が地産価格で売っていたのでそれを1kg丸ごとジャムにしました♪

甘酸っぱくていい香りで、個人的に梅のジャムがジャムの中で一番好きなんです。
本当に死ぬまでに是非一度は作って食べてみて欲しい!!と力説するくらい好きなんです・・(笑)

完成



*材料*

梅(黄色い完熟したもの) 1kg
きび糖 皮、種を取り除いた梅の重さの2/3~同じ量



浸す
1.梅をきれいに洗い竹串などでヘタを取る。梅が硬いようなら数時間水に浸けておく。保存瓶とフタは熱湯をかけて煮沸消毒してから乾かして、水気の残らない様にしておく。


茹でる
茹で上がり
2.火にかけて沸騰したらお湯を茹でこぼす。茹でてから水を加えて冷やすと梅がしぼんで皮がきれいに剥ける様になります。必要であれば2~3度繰り返す。


濾す
3.皮と種を取ってピューレ状にする。
以前、種の周りの果肉が勿体ないと思ってスプーンでこそげ落とした事が有りますが、芯の方に独特のエグ味が有るらしく、出来上がりが残念な味になったので、全て手で行える程度が経験上ベストです。そして最終的に手が梅まみれになってとっても良い香りになります(笑)


砂糖
4.残った果肉ペーストの同量から3分の2位の量の砂糖を、数回に分けて一緒に焦げない程度の強火でヘラなどで混ぜていく。
梅にもよりますが、ピューレになった梅は大体元の半分以下の重さになり、今回はお砂糖も500g弱くらい入れたと思います。
毎回、途中で味を見ながら割とアバウトに注ぎ込んでいます。
(火傷注意。)
フレッシュな黄色を残したければ上白糖で。
今回はほぼきび糖使ったのでアメ色に仕上がりました。


5.鍋底などが焦げないように常にかき混ぜ、お好みの硬さになったら火を止める。混ぜている時より冷えると硬くなるので、一見ダルダルの状態でもオッケー。
個人的にはユルめでも『コンフィチュール』と、よりおしゃれっぽい言い換えも可能だし柔らかめが好みです。今回は火にかけてから10分も煮詰めてなくて、砂糖全部溶けてちょっと混ぜ混ぜしてもう終了~って感じでした。


瓶詰め
6.熱いうちに瓶に入れてフタをする。今回は瓶の大きさの8割くらいですが、満杯状態でフタをするのが保存上はベストらしいです。
冷めたら冷蔵庫へ。


早速わざわざパンケーキを焼いて、おやつに梅ジャム添えでいただきました~♪