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高月まつり
ダリアシリーズ
蔵王大志
⭐︎

古より目覚めし吸血鬼
×
オカン体質な貧乏アパート大家さん

人外(吸血鬼)もの
脇キャラには狼男、猫又、九尾など
多数の人外キャラ豊富
コメディ要素多目


亡くなったおじいちゃんの跡を継いで
ボロアポートの雇われ管理人を
務める明(受)。
ある日窓を開けたら
ヨレヨレのコウモリが迷い込んできた。
可愛いモフモフに思わず和んでしまい、
傷の手当てと面倒を見てやっていると
そのうち元気になって
人型に変身して
『俺は吸血鬼。クレイブン伯爵(攻)。
   助けてくれたお礼に
   うんと気持ちよくさせてやるからな!』
なんて、セクハラを仕掛けてきて…
  明、24歳貞操危機と受難の日々!!!


ひさびさに
下品で(いい意味で)
口の悪い俺様攻主を見た!
口を開けば下ネタ、
品は良いが言葉づかいが荒い。
なのにコウモリ姿は
モフモフの癒しキャラというギャップ。

お話も二人の出会いから
心理的距離の接近に加え、
別の吸血鬼から明を守る
意外に?!オトコマエなクレイブン伯爵様(吸血鬼)
の活躍など盛りだくさんで
愉しめる作品です。


とにかくエディ(クレイブン伯爵)の
口調が最高にお下品で、エロと
いうよりスケベーで
(どこのオヤジだよ 笑)
ってツッコミ入れたくなるくらい
軽いやつで、
それに対して受主の明君は
身寄りなしの苦労人体質が災いしてか
ついつい嫌がりつつもスケベな
エディを突き放せず
なんやかんや面倒みちゃってて
(この子、厄介ごと背負い込むタイプだね 笑)
って思いました。
だからこそドラマが生まれる。

この作品は随分昔の作品を
再編集したとかで
随所に古さも感じましたが
最近の出版事情から考えると
再出版される事で
後年ブレイクした作家さんの
初期の埋もれてしまった作品と
巡り会えるのは
素晴らしい事だなと思いまする〜
さすがの高月先生
昔からキレキレのお笑い路線 笑

イラスト 蔵王先生なのも古さのひとつかな???