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樋口美沙緒
キャラ文庫
yoco
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️


学園年長者 (大貴族) × 深窓の庶子(ハーフ日本人)


外国(イギリス)
寄宿学園
身分差
オレ様攻
健気良い子受

物心ついた頃から
父を知らず母と二人だけの
貧しい生活が
12歳の夏、母の死によって一変する。
今まで顔も見たことがない
父の一族からの要望により
新しい家族を求めて
イギリスに渡った礼(レイ 受)を
待っていたのは過酷な現実だった。
大貴族の父は亡くなっており、
その家族たちは、
庶民で日本人のレイを
決して家族とは認めず
世間知らずなレイを
2歳年上の少年の
玩具にと引き取る相談をしていた。
何も知らないレイは、
その年上の少年・エドワード(エド 攻)
のキツイ口調の中に
嘘のない優しさを感じとり、
母の教え
『相手のしてくれた事、良いところを見つけて
   相手を愛そうとしてね。』
を受けて、プリンティングのように
真っ直ぐに彼を愛する事を決意する。

  閉鎖的なイギリスの貴族社会の中
プレップスクールでの貴族の子弟による
度重なる嫌がらせや誹りの中でも
くじけなかったレイだが、
エドの『日本に帰れ』と言う命令を無視して
同じパブリックスクールに
入学した途端
エドから
冷たい態度に途方に暮れてしまう。




久々の不憫受です。
ただ一人の肉親である母を亡くし、
ひとりぼっちで海を渡って家族の愛を求めて
イギリスにやってきたのに
迎えたのは
嫌味な親族たちだけ。
体裁と血統だけが全ての
貴族社会の中は
大人の世界も子どもの世界も一緒で
レイは常にイジメられ
孤独と戦い続けてます。
 レイが愛する一族の期待の星・エドも
そんなにいい性格ではなく、
閉鎖的な貴族社会の中で
彼自身言いよう無いやり切れなさを
募らせているため
レイへの態度はジャイアンみたいです。

エドは、自らの性癖(ゲイ)が、
貴族社会ではまだまだ理解されない
アブノーマルなものとして、
過去の純愛が悲劇に終わった事で、
ヤサグレてしまっています。
なので、レイへも素直に接しられず
始終冷たく当たってしまいます。

 しかし、レイにパブリックスクールへの
入学を止めるように言ったのには
彼なりのレイへの優しさのようですが、
その辺りの事情などは
まだ、読者には伝わってきません
(ちなみにこちらの作品は2連作のようです)
なので、
今作では2人の少年の出会いと
レイの幼い母との暮らし
レイの学園生活の惨めさ、孤独な日常が、
紹介されていて、
後半やっと
レイの世界が開かれようとしている
矢先に…

なので
エドの玩具として引き取られたレイなのに
Hシーンは
330ページ中293ページ目で初めてのシーンを
迎えます。
それなのに、エドは
まっさらさらなレイに
1度目から
絶倫全快で、
(ドコの親父だよ〜!)
ってツッコミ入れたいくらい
やりたい放題しちゃってます。
 
(ちなみに攻が、受に一途じゃないと
 ダメな方は、エドの事許せないかも
 学園の王なので引く手数多のイラグイ様
なのでHは当然お上手なんでしょうね)
とてもティーンとは思えないヤツ。
 
レイの学園入学を嫌がってたのも
結局レイの可愛らしさを
いつまでも独り占めして閉じ込めておきたかったからなんでしょうね。

だから
学園に来たレイに
『誰とも話すな、目立つな、学園行事に参加するな』
なんてとんでもない指令を出したんでしょうからね。

なので、
レイの学園生活が開けようとした
途端お仕置きと称して
強⚫️しちゃうんでしょうね。
最初は読むのも辛いくらいのレイ君だけど
少しずつ学園生活に馴染もうとするあたりから
周りに受け入れられて、
又、それによって我知らず
レイ君の嫉妬を煽って初めて
身体を重ねる関係へと
一歩進んだから
これからの2人の歩み寄りに期待したいです。