かわい有美子
シャイノベルズ
葛西リカコ
⭐️
アラブ(トルコ)ファンタジー
敵
戦勝国王子 × 敗戦国王子(女装し、姫と偽る)
ある日緑豊かなカイ(受)の国に
世界の半分を有すると言われた
南の強国•サッファビーアの王子エルヴァン(攻)が、攻めてきた。
見たこともない最先端の戦機によって
あっという間に城は落ちようとしていた。
その折、カイは父である国王に呼ばれ
『何としても生き延びよ。我らが王国を語り継げ』
と命じられ、
女の格好で城から抜け出されることとなった。
しかし逃走間も無くエルヴァンの先鋭部隊に捕獲され王子の元へ連れられて…
ハーレム
アラビアンロマンス
と聞いて
あらゆる調教
女たちの嫉妬バトル
な~んかを想像すると
肩透かしです。
何と言っても
エルヴァン王子、
妙に淡白なんだらジェントリーなんだか
カイの『待って』を素直に聞いて
ずーっと手をつけません。
ページを進めること
174ページまで何事も起きませんって
ある意味すごいな~
かわい先生ひっぱってるな~。
アラブの王子っていうと
絶倫 俺様キャラかと
思いきや
かわい先生のアラブ王子は
重い運命を背負って
自己を殺して生きる
かなり辛い立場の地位で
そんな時代、国の事情だからこその
優しくて思慮深い攻主役となりました。
むしろ受主役のカイの方が
見た目は姉似の中性的美貌ながら
好奇心旺盛で新しいことを
ドンドン吸収しようとする
前向きさがあって
二人はちょうど良いバランスが取れてるんだろうな~と思いました。
帯や裏表紙の煽り文句にしては
淡白な内容だったので⭐️1つにらしておきました。
葛西先生のイラストは相変わらず線が細くて華奢で美しかったです