樹生かなめ
ホワイトハート文庫
⭐︎⭐︎
年上姐に頭の上がらない極道組長
×
人間核弾頭と恐れられる無鉄砲天然姐さん
ヤクザ物
年下攻
コメディ要素
キャラ複数
シリーズ作
数える事を脳が拒否りたくなるくらいの
膨大なシリーズかわ出てる人気シリーズです。
前回で一区切り付いてるので、
無茶を承知で言えば
ここからでも今回のストーリー的には
読むことは可能と言えば、可能ですかね。
でも、最初から読んでたほうが
それぞれのキャラの行動に
共感出来たり、萌えたり出来ると思いますよ。
さて、
前回まで少し本編主人公カプが、
やや安定し過ぎてマンネリしてきた感が
私の中ではあったのですが、
(正直、このシリーズは前作で捨てようかなとも考えてました)
しかし、今回
新しく世界が動き出しそうです。
そのプロローグというか
箸休めとでも言うべき
作品でしょうか?
絶対的絆の清和組組長(攻)と男なのに姐さんな氷川(受),
この2人に
氷川の家出というスパイスが、
今回加わって
清和がある種の危機感を抱くという
ざっくりとした内容。
氷川のもう一つの顔、内科医としての
職業も絡んで、今回は、和歌山の過疎地域医療の問題を分かりやすく噛み砕いて教えていただきながら、氷川先生の活躍と漢前ッぷりを堪能させていただけます。
なので話のほとんどは和歌山の過疎地域病院なので清和さんはあまり登場せず
清和さんファンの読者さんはかなりつまらないかな?!
離れ離れの氷川にとうとう切れた清和さんが迎えに来た所で今作終了。
それは置いておくとして、
一読者としては、
話がまた面白く転がってくれそうなので、
うれしいかぎりです。
これから楽しくなりそうですよ。
それにしても私は
マイノリティなのか
やっぱりこのシリーズ通して
何事もゆる~い桐嶋さんが
一番のお気にです。
桐嶋さんがいっぱい活躍する作品が大好きですね。
キャラ多数の作品の良いところは、
こういうお気にキャラに
複数の読者層を集めやすい所ですよね。