烏科ひゆ ショコラノベルズ ☆☆☆☆ 実相寺紫子
冷酷な天才肌のやり手常務 ×
プライドが高くて素直になれない美貌の美人さん(専務)
ライバル関係
ミステリー要素
少年時代からライバルとして育った
吉河樹(いつき 受)と遠縁の津田啓祐(攻)
_現在は吉河建設の重役を務める2人に
社長からの命により
「東南アジア支社」トップの座を
巡って争う事となった。
努力型で協調型の樹は、
冷酷で切れ者の津田に敵愾心とともに
密かな恋心を抱いていた。
もちろん伝える気も、支社長の座を譲る気もなかった。
そんな樹がある日、階段から転倒、
前後3日の記憶を失ってしまう。
居合わせた津田にその場を助けられるが、
病室で彼を驚愕の事実を語る
「お前は気を失う直前、俺に告白したんだぜ」
必死の否定もむなしくその場で抱かれてしまい・・・。
少年時代から反目しあってるのに
実は密かに好きで好きで
でも、プライドの高い受ちゃんは
素直になれずツメ出してばっかりいる子猫ちゃん!!
っていうシチュエーション 良いです!
おまけに、攻様も俺様キャラで
少年時代から受にちょっかいだしてたのも
「好きな子を苛めたて困らせたい」願望から
というこの天邪鬼キャラなとこ ナイスです!
津田としては樹の記憶がないのをいいことに
「お前は俺が好きなんだろ」
ってな強気な姿勢と自己暗示をかけて押し倒してますし、
まさに津田にとっては天国でしょうね(笑)
樹ちゃんもあれよあれよという間に
津田さんの手練手管で
いやらしい身体に開拓されますし、
それに、この作品の良さは
ただ、エロイだけじゃなくて
ミステリーの要素もしっかりしている事。
そもそのの原因
「樹の階段落ち→記憶喪失」も
事件の匂い~ぷんぷん。
背景には、世界的投資ファンド会社の佐々岡の
裏の顔を偶然知ってしまった樹が
命を狙われていくというストーリーが。
(本人は記憶喪失で誰の何を知ってしまったか
すっかり忘れてたんですけどね)
でも、佐々岡さんは樹の記憶喪失がどの程度か知らないから
探りをいれて、樹を亡き者にしようとしてくる。
そこに樹の騎士、津田が颯爽と登場(笑)
(本当はかなり嫉妬に狂ってってところでしょうが)
それにしても佐々岡さんも無駄にいい男に書いてるんだから
樹ちゃんの誘拐だけじゃなくて、
もっと津田がヤキモキするような
色っぽいお仕置きシーンあってもよかったのにね
そこだけ、惜しいかな~
それにしても、今回も実相寺先生の
イラストは眼福です~
受ちゃんのまつげの描き方
ほんといろっぽいですな~