西野花 LILI文庫 みずかね りょう ☆

カグツチの守り人 & 東京から来た謎のジャーナリスト × カグツチ(情欲の神の移し人)


男に欲情し、

交わった者に運を授ける一族・カグツチ。

その末裔の奏(かなで・受)は、

自分の「管理者」の将彦(攻1)を慕いつつ、

彼が命じるまま町の男達に抱かれていた。

幾多の男に辱められても、

将彦の側にいられるならいい。

そんな諦念とともに。

 だが、歪で平穏な日常は都築(つづき 攻2)と名乗る男が現れ変化する。

彼は「この町に人を探しに来た」と強引に近づいてきて、、。

また、そんな都築の身体に尋常じゃなく欲情を感じる奏、

いったいこの都築という男は何者なのか?!


西野先生お得意の3PBLです

その他、「カグツチ」という特殊な存在から

受である奏は様々な男の人とHしまくってますので

そういった感じが苦手なかたはなから駄目なんじゃないかな

(山藍作品に慣れ親しんでいらっしゃるかたなら大好物かも)

山藍先生のようなどくどくな文学表現とは趣が異なりますがエロイベントは多彩です)

・尿道●攻

・2本●し

もありますし、かなりハードな内容となっております。


それにしても、最大の問題はこの受のポジショニング

男に欲情してなんでも快楽と感じてしまう体質なので

ほんと、何十人(もしかしたらトータル3桁いってる?)

とイタシちゃってます。

それでも、これまたカグツチにとって特殊な存在である鶺鴒(せきれい)という守り人の種族である

将彦や都築に対しては尋常じゃない快感を覚えるそうですが、

それでも、純愛 2人(3人だけ)の世界を求める乙女なFANには痛い結末かもしれませんね。

あらゆる男に欲情してしまう特異体質である以上両想い(トリプル想い)になっても

これからも町の男達との性行為(蜜取りの儀式というそうだが)これは奏が死ぬまで続くそうなので

3人理解の上とはいえ一読者としては複雑かもね

(「花鬼」のしのぶさんより過酷な運命かのね、なんといったって短命な種族だしね)


それに 198ページでの将彦×奏ハッピーエンドでよかったんじゃないかとも思います。

町外の男である都築とは身体で惹かれあいながらも別れるでいいんじゃないかな

(なんといっても都築の探し人は奏の母である先代のカグツチであり、都築の嘗ての情人だったから)

どんなに都築の口から

「奏の母は過去の人」

って言っても軽い決意のような感じがして、

やはり 今までの長い年月をお互いを想い、自分の気持ちに蓋をして耐えてきた将彦×奏のエンドで

よかったんではないかなって思うのでうがね~

西野先生 、あいかわらず3P好きだな~

奏だっていつも3P ときどき町の男達との乱交じゃ身体が持たないよ~

(ますます短命に拍車がかかりそうで心配の尽きないENDだな~)


イラストは さすが みずかね先生 麗しい~