真崎ひかる プリズム文庫 わたなべあじあ ☆


王者の風格を持つ勝ち組企業の跡継ぎ × 跡取りの座を終われ、今や負け組のツンツン受


跡取りの座を異母兄弟に奪われた喬一(受)は、

腸が煮え返るような日々を送っていた。

そんな中、祖父の言うことは絶対の家訓の中、祖父に命じられるまま、

成金娘との見合いの場に出向くと、

そこに待っていたのは生まれながらに「王者の風格」を身にまとった御薗有仁(みそのゆうじん 攻)がいて・・。


真崎先生の真骨頂?!鬼畜攻。

祖父から御薗家との資金援助のために

有仁の期限を損ねないことを条件に、断れない喬一を

無理やり料亭で手篭めにするあいかわらずの真崎先生攻。


対する受の喬一もプライドの高いツンツンキャラなので

「イヤ!」とか「痛い!」って素直に言えないから

ますます、いたぶられちゃう損な性格です。

有仁はそんな素直になれない屈折した喬一のことを理解して、

もっと、家に縛られない自由な世界を味わわせようと

彼なりに心を砕いていきます。

(そんなんです、 実は結構優しさキャラなんです この攻様)

窮屈な家を忘れさせるために

はるかドイツまで チケットの手配、滞在費込みで

果てはベットまで毎朝朝食せっせと運んであげる有仁さま

すっかりお世話する執事さまのような可愛がりっぷりです。


それでも、有仁の兄弟の出現により心がささくれだって、

ついつい、喬一に無体を働き、怒られ、勝手にすね、勝手に落ち込み

二人の距離が遠のくかと思いきや、

妹をダシにして、

喬一の自分への愛に気づかせ、

喬一から自分のもとに飛び込ませようという策士ぶり

さすが御薗グループを背負って立つお方(笑)


そんな有仁さま

たっての願いが

「下の名前で呼んで!」

なんて可愛すぎます、


あっ そっか

有仁って年下だったんだね

いまさらながら やはり喬たんに甘えたかったんだね(笑)


今回 わたなべ先生のイラスト 初めて拝見しました。

好き好き別れるイラストかもしれませんね

カクカクっとした線が特徴です

(特に 髪とか グラディックアートみたい)