松岡裕太 ガッシュ文庫 萌木ゆう ☆☆☆
ルックスも頭も家柄もいいスーパー高校生×素行不良でも魔性も魅力をもつ美しいホスト
・俺様攻と魔性の受の調教LOVE
「躾けます」シリーズ第3弾!
水原斗基(受)、十代にして魔性の男。
彼のまなざしに、すべての者は魅入られる。
そも美貌を利用して、母親の尻拭いの借金返済のため
ホストクラブで働いていた斗基は、
ある夜、龍一(攻)と出会う。
あとで、その龍一が大物政治家の長男だと知り、
誘拐して身代金を要求しようとする斗基だが、
逆に龍一に拘束されてしまい・・・!?
「今日から俺の犬になってもらう」
気位の高い魔性の「犬」調教される?!
あ~ やっぱり お兄ちゃん編が一番萌えます~
1巻にちょこっと出てきた今回の主人公カップルですが
そのときはおにいちゃんってしょっと冷たいご主人さまなのかなって
思っていたら いえいえとんでもない
ワンちゃんへの愛にあふれてます~
ここにきて この世界の「犬」なるものへの定義も見えてきます
「主に従順で常に側に寄り添い、生涯を共に暮らす大切な存在」
なんですって!
攻から受へのプロポーズの言葉なんです
そう考えると今までのカプの関係もあったかいものに感じてきますね
今回は1巻ちょこっと登場から気になりまくっていた
龍一兄とその「犬」と呼ばれていた美貌の男「斗基」のお話
1巻では同じスーパーセレブ高校の生徒会長、副会長でしたが
その2年前、二人が出会う16歳当時のお話になってます。
1、2とコメディ要素高かったのですが
今回のお話は結構ハードな愛の試練がたっぷり
ハーレクインっぽいノリのお話になってます
まず 主人公(受)の素性がこんなに悲惨だったなんて
実の母は同じく魔性でいろんな男を渡り歩き、実の父さへ分からないしまつ
そんな母が現在囲われている、斗基の養父がヤクザの組長で
母と同じ顔を持つ斗基にまでなにやらエロっちい触手をのばしてきています
そんなときに母は組員とかけおち
そのとばっちりで斗基は6千万用意するか、母を殺すか
「養父」の新しい愛人になるか 選択を迫られています!
そのため、高校もやめ ホストクラブで金持ち客を必死にたらしこんで
6千万の金策に走っています
そんな時に龍一との出会い
多少汚くても、背に腹は変えられないと
龍一をつれだし、薬を飲ませて誘拐しようと思ったら・・・
のお約束の展開。
でも、ここで萌えツボ、キュンキュンなのは
龍一は危ないところを助けた男に一目惚れしていて
なんとか自分のものにしたいと興信所使って
すべての事情を調べ上げていたから
斗基からのお誘いも今回の強行もみんなみんな
龍一様の手のひらの上でコロコロ、なんです
まんま龍一の狙い通り、おうちのお持ち返りされてしまった斗基さまは
龍一さま専用離れの斗基調教プレイルームにて
躾、お仕置きと称される。
一見 ツンとした俺様攻な龍一様なのですが
斗基の寝顔をみつめながら幸せをかみ締めるところとか
斗基の痴態の可愛さに理性ぶっちぎってがっついてしまうところとか
受のこと好きで好きでたまらない~が表現しまくれてて萌え~でした!
後半もドキドキの展開が続きます
養父の組織に拉致され、
母の命を盾に「ヤクザの養父の愛人になる」しかない
斗基は養父の前で調教として
天井から吊るされ、両手を後ろに縛られ、痴態をさらしているところに
龍一が早速と乗り込んできます。
最後は「おまえのためなら」と
小指を日本刀で切り落とそうとする龍一と
その前に飛び出して
「龍一の身体に一生消えない傷おwつけるのはやめてください。
俺なら腕でも足でも目でも、好きなだけ奪ってもらってかまいません」
愛だな~
この後に怒涛のHシーンも
メロメロ、いちゃいちゃの展開です
はじめての斗基主導権のHで
龍一様はくすぐったいような下半身に
キュンっとくるようなもどかしさに襲われて、イヤイヤをするように身をよじったりして、
なんだか 人が変わったように甘甘ですね
これを読んだ後に 1巻の3年生編みると
なんだかあのツンデレな二人の関係がまた 違った見方ができそうです~
イラストは魔性と言われている「斗基」さんより
流し目バシバシな龍一様のほうが魔性ぽかったよ~