池羽七斗 角川ルビー文庫 タカツキノボル ☆☆


傲慢華族のご主人様×けなげでがんばり屋の使用人


時は大正、帝都_東京。

奉公先を突然解雇された志音(受)を使用人として引き取ってくれたのは、腹が立つほど尊大な子爵、鷹司公尋(キミヒロ)(攻)だった。あまりに不遜な態度の新しい主人に志音がつい反発すると、「逆らうことは許さない」と、逆に押し倒されてします。そんな初めての経験に不覚にも感じてしまい、とまどいを感じる志音だったが、広い屋敷にただ一人で住む公尋の孤独や訳有りの過去の事情にふれ、次第に心惹かれていくのだが・・・。


タカツキノボルさんのタレ目の攻さまが好きなんだ~

だから☆2つ。公尋さん以外にも公尋さんの腐れ縁、蒼前さんもちょい悪風のイケメンでかっこい~です

また、タカツキさんの受はこれまたお目目くりくりのお人形さん顔でとってもかわいいの。ちょこっと少年っぽいのですがそこも許せる可愛いイラストです。

さて、ストーリーはありがちなんだけど受がただの初心な流されやすい性格ではなくて、結構、骨太ながんばり屋さんの性格なのが好感もてました。大好きだと自覚したご主人さまのためになら、前主人さまにも「ご意見もうしちゃう」ところもなかなかかわゆくてけなげでよいな。ただ可愛いだけの受じゃなくて大好き人のためなら戦う強さがちょこっと人間不信になっていた攻には愛しく思われたんだろうな。

 実は過去に公尋さんがどん底だった時に側にいてくれたのが志音だったのだが、うっかりその思い出の記憶がない志音くん。でも公尋さんにとっては忘れなれない思い出。そんな過去の出会いがあったから今の二人に繫がったんだろうしてね。やっぱり志音ちゃんはただの可愛いだけの受じゃないんだよね。小さな縁の下の力持ちだね(笑)

二人で末長くお幸せにね