ケイコバのブログ

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             (画像はYahoo! JAPANより)
2022年05月26日(木)~(05/26午後 BS3放送(放映))
不況時代のアメリカ30年代に実在した男女二人組の強盗、ボニーとクライドの凄絶な生きざまを描いた、アメリカン・ニューシネマの先駆け的作品。
犯罪を繰り返す二人の姿は、行いこそ異端であれ青春を謳歌する若者像そのままであり、犯罪者である事すら忘れて奇妙な共感を覚える。
最近では「ナチュラル・ボーン・キラーズ」(1994年)などに代表されるアンチ・ヒーロー物の原型(オリジナル)であり、他の追随を許さぬ一つの頂点を築いた傑作である。
出演はウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ、ジーン・ハックマン、マイケル・J・ポラード、エステル・パーソンズほか。
監督はアーサー・ペン、脚本はデヴィッド・ニューマン、ロバート・ベントン。

大恐慌時代(1929年から33年)に実在した男女ギャングの壮絶な生きざまを描いたということで、強盗に拍車がかかってゆく様子は説得力がある。
二人は英雄的扱いながら、ラスト近くは テキサスレンジャーの復讐劇となって、衝撃的なラストへと向かう。
何度見てもラストの壮絶なシーンは、切なさと悲しさに圧倒される。

ケチな自動車泥棒だったクライドは、気の強いウェイトレスの娘ボニーと運命的に出会い、コンビを組んで強盗をやりはじめる。
二人はまるでスポーツを楽しむように順調に強盗を繰り返し、犯行を重ねてゆく。

原題:BONNIE AND CLYDE、1967年アメリカ 製作、配給 ワーナー・ブラザース、112分

第40回(1968年)アカデミー賞 助演女優賞 エステル・パーソンズ(「俺たちに明日はない」)と撮影賞「俺たちに明日はない」(バーネット・ガフィ)を受賞。

(注)アメリカン・ニューシネマ
アメリカン・ニューシネマとは、1960年代後半から1970年代半ばにかけてアメリカでベトナム戦争に邁進する政治に対する特に戦争に兵士として送られる若者層を中心とした反体制的な人間の心情を綴った映画作品群、およびその反戦ムーブメントである。(ウィキペディアより)

             (画像はallcinema ONLINEより)
2022年05月16日(水)~(05/16午後 BS3放送(放映))
日米の刑事の友情、そしてその激闘を描くサスペンスアクション。
ロケ地日本の対応の悪さなどプロダクションの混乱でその腕を思う存分に振えなかったのか、意外や「ブレードランナー」の故郷を舞台にしながらスコット色の薄い作品(「ブレードランナー」(1982)を現代の日本で実現しようとしたと言われている)となった。
出演はマイケル・ダグラス、高倉健、アンディ・ガルシア、松田優作、ケイト・キャプショー、若山富三郎、内田裕也、國村隼、安岡力也、神山繁、小野みゆき、島木譲二、ガッツ石松、ジョン・スペンサー、ルイス・ガスマンほか。
監督はリドリー・スコット、脚本はクレイグ・ボロティン、ウォーレン・ルイス。

日本人にとっては、これが遺作(映画での)となった松田優作が強烈な印象を残す。
でも私には松田優作の遺作というより、高倉健により興味、感心がある。ダグラスと&高倉の唄は 二人の関係が表れるなどよかった。
冒頭のダグラスが バイクで街を走るシーンが後半の伏線になっている。
高倉の“形見分け”のシーンは 日本人からみても、さすがにおかしいですね。
内容的には突っ込みたいところが多々あるが、30年以上前の作品で 当時、米国人スタッフによる大阪での撮影にかなり苦労する中での作品であることやスコットならではの映像美も感じられる、ラストのシーンなどを考えると よく出来ている作品だ。
尚、佐藤(松田)が亡くなるバージョンがあり、公開されたとの噂(真偽不明)が流れた。

ハリウッド製のフィルムの中、ビリング(クレジットの順)などあって無いが如く、彼は映画を自分のスタンスに引き寄せ、存在感を見せつけている。
謗り(そしり)を恐れず言うなら、これは彼の映画である。その雄姿に無限の可能性を再確認した者は納得するはずだ。だからこそ、その喪失感は大きい。我々は、偉大な一歩、あまりにも大きな才能を喪なってしまったのだと。
グレッグ・オールマンのエンディングテーマが熱く哀しい。まるで、彼の死を予感していたかの如く。追悼のための歌の如く。(allcinema ONLINEから)

レストランで偶然にヤクザの殺人に出くわした、ニューヨーク市警のニック(ダグラス)とチャーリー(ガルシア)両刑事は、その犯人佐藤(松田)を逮捕する。
日本に護送するが、大阪空港に到着するなり逃げられてしまう。言葉も通じない国で困惑しながらも、ニックとチャーリーは佐藤の追跡に乗り出す。
そんなふたりを府警のベテラン松本警部補(高倉)の監視下、警官としての権限の無いまま捜査を見守る彼らだったが、佐藤はそれを嘲笑うかの如く、自ら刺客となって二人の前に現れるのだった。
やがてチャーリーが佐藤に惨殺される。復讐に燃えるニックは松本とともに佐藤を追う。

原題:BLACK RAIN、1989年アメリカ 製作、配給 Par、UIP、125分

             (画像はYahoo! JAPANより)
2022年05月09日(月)~(05/09午後 BS3放送(放映))
バレエ・ダンサーを目指す少年の姿を描いたS・ダルドリー監督の長編第1作。
出演はジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイス、ジェイミー・ドレイヴン、アダム・クーパーほか。
監督はスティーヴン・ダルドリー、脚本はリー・ホール。

母が早く亡くなり、半分ボケた祖母と父、兄と暮らす、物心ともに裕福とは言えない家庭の少年が ダンサーの夢を叶えるストーリーです。
父と兄は炭鉱夫で、現在 ストライキ中。男はボクシングかサッカーという選択の価値観のなか、バレエに目覚めた少年はバレエ学校入学へと突き進む。
はじめ猛反対していた父は、スト破りをしてまで、応援することになる。ラストはお決まりの栄光を掴んだ晴れ舞台。
舞台のダンスは一瞬で、大変がっかりした。出演料(アダム・クーパー)の都合との話もあるが とても残念だ。
社会背景(仕事は斜陽産業である炭鉱夫。労働者階級が這い上がるためには芸術がサッカーしかない。)を踏まえ、同性愛者や家族環境の設定、夢実現の過程、父と兄の家族愛など 全体としてはよかった。優しい映画です。

1984年、イギリス北部の炭坑町。11歳のビリー(ベル)は炭坑労働者のパパ(ルイス)と兄トニー(ドレイヴン)、おばあちゃんと暮らしていた。
ある日、ビリーの通うボクシング教室のホールにバレエ教室が移ってきた。ふとしたことからレッスンに飛び入りしたビリーは、バレエに特別な開放感を覚えるのだった。
教室の先生であるウィルキンソン夫人(ウォルターズ)もビリーに特別な才能を見出した。それからというものビリーはバレエに夢中になるのだが。

原題:BILLY ELLIOT、2000年イギリス 製作、配給 日本ヘラルド映画、111分

第54回(2000年)英国アカデミー賞 主演男優賞 ジェイミー・ベル(リトル・ダンサー)、助演女優賞 ジュリー・ウォルターズ(リトル・ダンサー)、英国作品賞(アレキサンダー・コルダ賞) リトル・ダンサー