15歳くらいの頃、それまでは音楽鑑賞ということにさほど興味が無かったのですが、何故か兄から貸してもらったコンピもののCDにTHE BEACH BOYSの曲が入っていて(どの曲だったかは忘れましたが)、その曲がとっても気に入ってから音楽鑑賞というものに目覚めました。とっても気に入ったことを兄が知って、その年の誕生日にプレゼントとしてもらったTHE BEACH BOYSのCD。値段としてはたいしたものでは無いけれど、私に音楽鑑賞の良さを教えてくれた一枚です。
音楽鑑賞といえば、父が昔から大好きなことの一つで、今でもですが、部屋の灯りをおとして、お酒を飲みながらボーッとしている姿を思い出します。その音楽鑑賞で役立っていた真空管アンプは今でも父の自慢品です。そして思い出深いDIATONEというメーカーのNHKの放送用として作られたというスピーカー。なんだか必要以上に大きいスピーカーというイメージと普通のスピーカーはそのサイズだと思っていた小さい頃。最近になって、かなりレアものだということを知りました。実はこのスピーカー単身赴任をしていた父が戻ってくるときに「大きすぎて邪魔だから捨ててきて」と母に言われ泣く泣く捨ててしまったらしいのです。捨てたとき、捨てたゴミ捨て場に何度も見に行ったと言っていました。ボロボロだけど、まだまだ使えたものだから欲しいという人にオークションに出せば良かったと言っています。話はすっかりそれたけれど、ふと、そんなことを思い出しました。