赤い星々は沈まない
あらゆる年代の女性の思いが溢れ出していた。
かつて抱いていたであろう、今現在抱いている、そしてこの先芽生えるかもしれない感情。
自分の中にはあるはずがないと無意識に蓋をしてしまっているのではないか……
こんな気持ちを人に知られたくない、と気付かなかった事にしているのではないか……
登場人物に自らを重ねながら読み進めるうちにあっという間に読み終えてしまった。
繊細に紡がれる言葉に涙がこぼれ、美しい表現に心を奪われた。
心の揺らぎが繊細に表現されたとても素敵な作品。
この作者は私の親友。
出版が決まってもなかなか伝えられなかったと告白された。
理由はテーマが「性」だから。
確かに普段なら手に取ろうとは思わない。
でもこの作品に出会えて良かったと素直に思う。
年齢性別関係なく多くの方に読んで欲しい!
だからコッソリとブログに残しておこうと思う。
親友へ……
素敵な作品をありがとう