20140212MRI

20140212 CT

胸腹骨盤部造影CT

前回CT(2013/12/06)と比較
1.左鎖骨上窩、左副神経領域、縦隔、右肺門に腫大リンパ節が同定される。これらは前回と大きく変わりない。

2.右肺上葉に腫瘍を疑わせる性状の22mm大の結節が認められる。前回と著変なし。これより尾側に同一肺葉内転移を思わせる結節が2つ認められる。共に増大傾向で外側のものは気管支内へ浸潤している。ほか、右肺に複数の小結節が新出/増大している。葉間裂沿いや肺底部胸膜に接したものは胸膜播種の疑い。右腕上葉S2/3末梢に多発する微小結節を認める。こちらは不変で引き続き経気道性の炎症性変化をより疑うが、経過観察が必要。左腕下葉S8にも小結節がある。肉芽腫などでも説明可能だが転移の否定には経過観察が必要と考える。

3.胸水貯留なし。

4.多発肝嚢胞。右付属器領域に嚢胞性病変を認める。外側に径2cm大の増強域が疑われるが前回と同様。経過観察してください。子宮筋腫が疑われる。胆嚢、膵臓、脾臓、副腎、腎、膀胱に特記すべき異常なし。腹水貯留なし。消化管に明らかな異常を認めない。

5.明らかな骨破壊性病変を認めない。右肺上葉の原発性肺癌。原発巣、多発リンパ節転移は不変です。多発肺転移増悪。胸膜播種疑いの病変が出現/増悪しています。