あなたは
「おひとりさま」って聞くと
どんなイメージをお持ちですか？
この言葉からまず
イメージされるのは
「未婚の人」
「配偶者に先立たれた人」
「離婚した人」
このあたりでしょうか？
今日本では
一度も結婚をしたことがない人の
未婚割合が、さらに
上昇しているようで
50歳時点での未婚割合は
男性 約27%
女性 約18%
となっているそうです
これがあと20年くらい経つと
未婚割合は、今よりももっと
上昇すると予想されていて
男性では約3人に1人
女性では約5人に1人が
未婚による「おひとりさま」
になるそうです
これは、いろいろな価値観から
結婚を選択しない方も多くなり
多様な生き方、考え方があることは
悪いことではありません
ただ、私のような
お金に関する相談を受ける
立場の者からすると
将来について考え
アドバイスするときに
おひとりさまに向けてのライフプラン
ということで
また違った考え方、アドバイスに
なったりするのです
人の命は永遠ではありません
私も含め
誰でも、必ず
人生の終わりが来てしまいます
自由に身体が動けるうちは良いのですが
高齢期から死後にかけては
どうしても、自分では行いきれない事が
数多く発生してしまいます
例えば
あなたが高齢になった時
誰にあなたのお世話をお願いするのか
誰にその費用の支払い手続きや
その他諸々の手続きを
代わりにやってもらうのか
相続が発生したあとは
誰に遺品の整理をお願いするのか
誰に資産の相続手続きをお願いするのか
それらをやるためには
実際に連絡窓口となって動く方が
必要になるのです
実際に動いて、やってくれる方を
誰に託すのか
誰にお願いするのか
決めておかなければならないのです
あなたが高齢になり
自分で動けなくなる頃には
親はもうこの世にはいません
おひとりさまで
子供もいないと
きょうだいに頼むことになります
しかし、その兄弟姉妹も
同じように
高齢になっています
そうなると
きょうだいの子供たち(甥、姪)に
頼むことになりますが
どの甥っ子、姪っ子に
お願いするのか
決めておかなければなりません
あなたに何かあった時、
あなたに関する支払い費用が発生しても
甥っ子、姪っ子達には
あなたの口座から
あなたのための
お金を引き出す事が出来ないのです
それで仕方なく甥や姪が立替払で費用を支払い
生活が苦しくて困っている‥
と言われる方もいらっしゃいました
だからと言って
結婚して
子供がいるから
安心出来るわけでもありません
今は子供であっても
親の資金を
親の承諾無しに
勝手に動かすことは出来ません
配偶者に先立たれれば
おひとりさま になりますし
いろいろな理由や事情で
子供と疎遠になるような方も
いらっしゃいます
また、子供がいるからこその
問題や苦労を抱えて
困っている方もいらっしゃいます
元気なうちから
将来高齢になった時の事ばかりを考えて
お金を使わず、楽しまず
ただただ貯め込み
今がおろそかになる
というのも
個人的にはあまり好きではない
考え方ですが
人は皆、生かされている身であり
この先いつどうなるかは
誰にもわかりません
だからこそ、避けては通れない
話なのです
このような話になると
縁起が悪いと言われ
真剣に考えることを
先延ばしにされる方も
いらっしゃいましたが
今は、夫婦や子供、親やきょうだい
であっても
本人の承諾なしには
簡単に何も動かせない世の中です
何かあった時に困るのは
あなたよりも
むしろあなたのお世話を
しなければならない方なのです
そのまま何もせず相続が発生して
引き継ぐ親族の方が大変な思いをされた
といった事もよくありました
誰に
何を
どこまで頼むのか
ここをしっかりと考え
その方の負担が
重くならないよう
最低限の、できるだけの準備は
しておいてあげる
頼める人がいないのなら
親族に頼みたくないのであれば
サービスや制度などを利用するための
手続きをしておく
ここまでは最低限
やっておかなければ‥と
思っています
それを済ませた上で
限りある自分の毎日を
楽しんでいけばいい
私自身も
身体が自由に動くうちに
頭がしっかりしているうちに
やれる事を
やっておかなければ‥
そう思ってます
お読みいただきありがとうございました
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