偏頭痛持ちの私は、その日頭痛が酷く鎮痛剤を飲んで寝た。
何時頃だったろうか
突然、頭痛が酷くて起きた。
「鎮痛剤飲んだのに何故?!」
不安で仕方なく、痛みから逃れたく
もう一錠飲み横になる。
まだ痛い
「薬が効かない…もしかして脳梗塞?!脳溢血?!何?!どうして?!」
その瞬間
「ドクン!!!!」と心臓が鳴り、身体中を何か恐怖を纏う黒い者に覆われた感覚と、冷や汗が吹き出す。
「私、死ぬ!死んでしまう!子供を置いては死ねない!!嫌だ!!」
家から飛び出し、真夜中なのに自宅前の道路脇のコンクリートに触れた。
とても冷たくて、まだ生きていると実感したが恐怖と心臓のドクン!!!という動悸は治まらない。
どんどん強くなり何故か私は、その場で尿失禁してしまう。
「ダメだ…死ぬ。」
私は震える手で救急車を呼んだ。
夜中だし、子供も寝ている。
母屋にいる父を呼び、子を託した。
搬送先で検査をしたが異常なし。
頭痛が酷かった為、鎮痛剤の点滴される頃には何故か落ち着いていた。
「一度、心療内科を受診されてはいかがでしょうか?」
医師の言葉がよく理解出来なかった。
翌日、頭痛が酷くなるのが怖く頭痛外来を受診し処方してもらい薬がよくきき安心した日々を過ごせるようになった…
が、しかし…
またあの魔物が現れた…