認知症祖母との日々 制度よりも先に「人の声」が置き去りにされる
祖母の認知症が深まり、私たち家族は制度の壁にぶつかりました。担当ケアマネージャーは「本人の意向がないとサービスは増やせない」と言い、認知症が進んでいる現実や、家族の疲弊には目を向けてもらえませんでした。祖母は認知症です正当な判断は難しい状態です祖母は自分から「ショートステイを利用します」(ショートステイは、施設に短期間泊まらせていただく制度です)とはとても言える状態ではありません家族の負担は限界を超えていましたショートステイの利用や、デイサービスの日にちを増やしてもらいたいことをケアマネージャーに伝えても、ご本人の意向がないから無理だと言われます在宅での介護の場合介護家族が元気でいなければ介護を続けることはできません介護家族にも休みが必要です「家族のことまで関知する立場ではない」その一言で、実家は陸の孤島のように感じられました。両親は共倒れしかけているように見えました私は泣く泣く仕事を辞め、実家に戻る決断をします。そんな中で出会ったのが**『認知症の人と家族の会』**でした。京都に本部がある全国組織です岡山にも県支部がありましたここで初めて、「家族の声を、どう制度に届けるか」という具体的な方法を知ります。