こんにちは。
渋谷佳子です(^^)
はじめましての方はこちらから
私の中にいる裁判官の声で
ダントツ一番大きいのは
「早くするべき」
だから、少しでもゆっくり過ごしていたり
遅くなったりすると
「早く早く」「急いで」
と私の中の裁判官は秒で焦らせてくる。
それは子どものころに
お母さんから言われていた言葉だった。
子どものころ超がつくほど
マイペースだった私は、
服を着替えるのも
ご飯を食べることも
今では信じられないほど
ゆっくりだった。
そのたびに母はがっかりした表情で
私を見る。
あぁ、ごめんなさい。
早くできなくてごめんなさい。
ゆっくりでごめんなさい。
お母さんの期待に応えられなくて
ごめんなさい。
早くできない私が悪い
遅い自分に大きく×をつけていた。
「早く」を頑張り続けた私は
せっかちになっていった。
毎日自分に対して
「早く早く」が止まらない。
ゆっくり休もうと思っても、
「今休んだら後が大変だよ」
「あれもこれもやらなきゃいけないのに
休んでいる暇なんてないよ」
「それって怠けてるよね」
「早く！！！！」
自分を攻撃する声が止まらない。
そうやって攻撃することで
焦って重い腰が上がるから、
無理矢理自分を頑張らせるために
焦らせていた。
子どもにも「早く早く」が止まらず、
待てなかった。
ゆっくり行動する子どもに合わせている
その時間が無駄だと思ってしまう。
時間がもったいない。
有効に使わなきゃ。
もうイライラは止まらない。
だってゆっくりな私には
価値がないんだから。
そう信じて疑わなかった。
でも
【今この瞬間世界が終わるなら】
本当は
ゆっくり過ごしたい。
休みたい
一旦立ち止まって
目の前にある子どもの笑顔や
コーヒーの香りや味
花のきれいさや春のにおい
当たり前にある幸せを
心底味わいたい。
これが私の心からの望みだった。
「もうゆっくりでいいよ」
「もう焦らなくていいよ」
「あなたにはあなたのリズムがあるよ」
子どもに対するイライラは
私へのメッセージだった。
【今この瞬間世界が終わるなら】
一瞬一瞬の選択をするときに
この質問を自分にした。
そしたら
ゆっくり丁寧に行動して選ぶ私がいた。
じっくりと目の前を味わうと
こんなに目の前の景色が濃くなるなて
知らなかった。
こんなにコーヒーがおいしくて
こんなに海がキラキラしていて
こんなに子どもと話す時間が
幸せだったなんて知らなかった。
私は生きているようで
生きていなかったんだ。
一瞬一瞬を味わい尽くす
丁寧に心と身体の声を聴く
実は幸せって
簡単に手に入る。
とてつもなく大きなものじゃないと
幸せじゃないとすら思っていた。
今もし焦りを感じたり
上手くいかないと不安だったら、
【今この瞬間世界が終わるなら】
そうやって毎日一つ一つの選択を
選んでみてほしい。
景色がガラッと変わるから。
幸せになることは
感じられる心を手に入れること。
ただそれだけなんだ。
心が満たされ
穏やかな一日になりますように☆