体の声を聴く(体調管理) | スキルス胃癌と生きる

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 何かはっきりしない天気ですが、朝の通勤時間に袴を着た女子学生とすれ違うと、思わず「卒業おめでとう!!」と言いたくなります。

 

 今年の大卒就職率は良かったらしいので、私の気持ちなのでしょうが「晴れがましい」様な表情に見えます。

 思い出せば子供たちも景気の良いときに卒業し、無事に就職できたことを思い出してしまいました。私は第二次オイルショック世代なので、就職課の掲示板が寂しかった記憶しかありませんけど。

 

 今回のテーマは「体の声を聴く」です。

 まず「きく」という言葉は、日本語でも英語でも3つあります。

 その1.聞く(listning)聞き流す、自然に聞こえる。

 その2.聴く(hearing)自ら聴く、傾聴する。

 その3.訊く(asking)問いかける、目的を持って答えを求める。

 人間の行動って3つに分類されているのでしょう。どちらも同じような定義で別れていますので。

 

 次に「何を聴くのか」ですが、外の音を聴いているわけではなく、体の中からの反応を聴くので、具体的には「お腹の声」で静かにしていれば聞こえてきます。これがその2の「聴く」です。

 もう一つが、「どうしたの」と自らに問いかける、その3の「訊く」だと思います。

 

 その2の聴くは、食後安静にしていると、腸が動く感覚と気体が動く音が体内から聞こえてきますし、腸の膨満感(膨れた感じ)を知ることが出来ます。

 一度の食べる量が制限されているので、腸の張り方には少し敏感なのか、食べている最中でも「何??」って感じになります。

 ここあたりは「訊く」との境目のようです。

 

 体の声を聴くのは、体の状態でどうしても「便秘」と「軟便」を繰り返しますので、「便意」を聞き分けるのも大腸からの声をです。圧迫感の場合と気体が動く「グルグル」というか、反応の質(声)が違っていることに気がつきます。

 この違いから食べる量や腸への負担について、少し考えることにしています。少しの気遣いで負担が軽くなるので、体の声に耳を貸すことが大切です。

 

 もう一つの「訊く」ですが、食事をしている時に目や口が欲しがっても、お腹が「無理だよ」と言ってきます。これは自分の体に「大丈夫?」と訊くことになります。

 体調に変化が現れる前の予兆の様なもので、自分の欲求と体調を考えるために、自分の意識に問いかけます。

 「もっと食べたい」と思いますが、体は「無理しないで」と答えてきますので、時間を置くなり諦めるなり「意識の中で葛藤」します。

 

 普段からあまり「空腹感」を感じませんので、時間が来ると「食べなくては」と体に指示をするわけですが、食欲があるわけでないので食べる行為に対して体は「なぜ??」という反応をしますが、「必要なのだから」と答えて食べ始める。

 

 なんて面倒なことをと思われるでしょうが、最初の頃はこれまでの生活の習慣から、「空腹・満腹」を「満腹中枢」からの反応で感じたように錯覚をしています。

 時間の経過と食生活の変化(食べれない)から、自分の体の声を聞き分けたり、体の反応に意識を傾けることで、日々の生活が少しでも楽になり、少しでも多く食べられるようになります。

 

 多く食べることへの疑問があると思いますが、ゆっくりと時間をかけることで食事の量は変化します。急いで食べると量が入りませんし、消化に時間がかかり腸への負担が増えますので、結果として体調に影響します。

 

 当たり前のことですが、体の声と会話しながら日々の生活を送ることが大切なのだと思います。

「普段から聴いてますか??」「私も時々聴いてます。」