昨日、1、2年生で担任した子ども達の卒業式がありました。

卒業式をすると決めたが、児童と教職員のみ。
時間短縮、校歌を除く曲は一曲のみ。
時間の大半を卒業証書授与が占める。
体育館での練習が前日、30分のみだったため、
簡単な所作と、移動は、教師の合図があり。

教師側も可能な限り知恵を絞り、
子ども達も今ある最善で臨む式。
子ども達、立派でした。
起立も礼も揃っていて、気持ちが良かった。
歌、号泣し、顔を何度も手で拭って、
それでも、一生懸命、歌うことを諦めない子。
ステキな式でした。
そこには、確かに子ども達の足跡がしっかりと刻まれた、つい惹き込まれるような良い式でした。

午後、私は、止まらない涙と格闘していました。式で張り詰めた緊張感が緩んで、今までのいろんな場面が思い浮かび、自分が空っぽの抜け殻みたいになってしまったからでした。

卒業式を終えて、心に留まったことが2つありました。過去に一緒に組ませて頂いたことのある先生とのやりとりです。

一つは、卒業アルバムがあるにも関わらず、自分流の文集を作って、渡していた事。
「一冊多めに作ったんです。」って、
ニコニコしながら私に一冊くれました。
私は、私のやり方しかできず、一緒に組んだ先生達が合わせて取り組んでくれた文集作り。
過去のその体験が、ちゃんと生きてる、伝わってるって思いました。今、自分で選びとって、文集に思いの丈を綴っている、素敵だなって思いました。

もう一つは、
自分でも役に立てたり、影響を与えられることってあるんだなって感じたことです。
私が、
「6年生、やりきったね。」と言ったら、
6年の先生、
「だって、一年後のゴールを決めて、そこに向かっていけばいいんじゃないって、言ったじゃないですか〜。」
「だから、それをやったんですよ〜。」って。

あ〜、一年前、私、そんなことを言ったのかぁと思いながらも、それをやり遂げた凄さを目の当たりにした。

教室に掲げられた目標も、
文集に込められた想いの丈も、
卒業する子ども達に向けられた黒板のメッセージも。
ブレてない。

ステキな先生に会えた。
頑張ることを諦めない姿をたくさん見せてもらいました。

先生も、
子ども達も、
常に、成長しています。

6年生のみなさん、
ご卒業おめでとうございます。
新しい生活がスタートします。

私も、
新しく出会う子ども達と共に、
がんばります。