KEIKO音楽教室ブログ。レッスンのこと、音楽のこと、エコのこと、食のこと・・・いろいろ。
日曜日、むっちゃんとのクラリネットコンサート、無事、終演致しました。雨が降る音、雨が止むと鳥のさえずる声など、自然の音とのコラボのコンサートでした。雨の音の中で弾くアラベスク、気持ち良かったです。1時間ぐらいのプログラムでしたが、このぐらいのプログラム、サラッと弾けるようになりたい。いくらやっても、なかなかそうはなりませんね…むっちゃんのスーパーポジティブさに救われました。また機会があれば、がんばります。雨の中、お越し頂いた皆様、ありがとうございました!#美味しいお蕎麦、ご馳走様😋
週末、東京で、「Concert」に出演して来ました。この、「Concert」という名のコンサートは、私の、大学の同級生の企画で、彼女のお友達や知り合いの方達を集めての、入場無料の発表会のような演奏会です。(と、私は理解してます。毎年?企画してるみたい。)誰が出るのかなーと、ドキドキでしたが、終わってみると、それはそれはとても素敵な、しかもクオリティの高いConcertでした!ソロの部では、小学生(多分)ぐらいから年配の方まで、声楽あり、サックスあり、バレエもあり。レベルも、趣味の方から、バリバリの音大生まで。(音大生は、友達の娘ちゃん。スクリャービンのワルツと、ラフマニノフの音の絵から。めちゃくちゃ上手かった。)後半は、2台ピアノの部。(私は、ここで弾きました。友達と。プーランクの「シテール島への船出」。めちゃ簡単な曲。)そして、何より、友達の、相変わらずの圧巻の演奏。彼女は学生時代から実力者で、私は足元に及ばないぐらい、ずば抜けて上手でしたが、今は、(多分)教えたり、演奏活動をしたりはしてないのに、全然衰えてない!(勿体無い!と思ってしまった。)この演奏会を企画し、ソロではリストのペトラルカのソネットを弾き、声楽の伴奏し、私との2台の曲の他に、他の方との連弾と、娘とのサン=サーンスのピアコンの1、3楽章のオケパートを弾き…え!?1週間前、練習が間に合わない💦とか言っていたけど…すごかった。娘ちゃんも、サン=サーンスのピアノ、難なく弾いていたけど、一緒にオケパート弾ける母って…母娘の2台ピアノのコンチェルトは、圧巻の演奏で、すごくカッコよくて、感動しました。そうだ。彼女ってそういう人だった。気さく過ぎて、こんなへたっぴな私なんかにも仲良くしてくれて、つい忘れちゃうけど、ピアノめちゃくちゃスゴイ人だったんだって。そして、私は到底弾けないすごく難しい曲、多分、相当練習もしてるんだろうけど、「この曲楽しい😆」ってさらっと弾いちゃって、「音楽好き〜❤️」が溢れてる人。だから、そんな彼女に集まった出演者たち、みんな素敵な演奏をする人たちばかりでした。そんな仲間に入れてもらえて、嬉しかった。プログラム最後に、病気で体が不自由になってしまった彼女のお母さんと演奏した「月の光」も、とっても綺麗な音で、感動…(お母さんもピアノの先生でした)たっぷり2時間半の、聴きごたえのある充実のConcert 。上野短大へ行った私の元生徒にも、以前、一緒にコンサート行ったことがあって、「生徒ちゃんも弾いていいよ〜」って、参加させてもらいました。久しぶりに生徒の演奏も聴き、ちゃんと勉強して成長している姿もみれて、それも嬉しかったです。友達とは、大学時代、同じ門下で、それ以来の付き合いだけど、一緒に弾くのは初めて。数年前に、一緒にやろうって決めてた曲だったんだけど、コロナで計画が流れちゃって、今年こそは!と、腹を括ってやってみることにしました。東京だし、まぁまぁ私も忙しいし、どうしようかなと迷ったけど、やろう!と思った時にやった方がいい気がして。帰りの新幹線の中で読んだ冊子「トランヴェール」の中のコラムに、「ものごとには旬がある」って書いてありました。その通りだなって思った。後から、暇ができて、練習時間がもっと取れる時が来るかもしれないけど、その時が「旬」とは限らない。そもそも、その時が来るかどうかも分からない。勢いみたいなものがある時に、やった方がいい気がするのです。逆に、やりたかったけど、何らかの事情でできなくなったのは、それが時期ではなかったからなのかなと。歳とってくると、だんだんとそういうタイミングというか、「旬」みたいなもの、「縁」のようなものを感じます。今回、彼女との初合わせなのに、1ヶ月前、私が東京へ行く用事があった時に、ちょこっと1時間ぐらい合わせただけで、当日のリハもなく、ぶっつけ本番だったけど、でも、(その割には)まぁまぁうまくいったかな笑多少の失敗は大目にみてもらって。たった1回の合わせも、本番も、ほんとに楽しかったなー。音楽やるってこういう事だなって、彼女にはいつもいろいろ気づかせてもらいます。なんか最近、追われながら音楽してる時が多いような気がする。彼女のように、音楽をもっと楽しんでいきたい。うん。
実は、来週の日曜日、こんなのあります。むっちゃんと久しぶりの共演。だいたい1時間ぐらいのプログラムですが、練習に苦戦してます本当に、世のピアニストたちは、1コンサート90分プログラムをどのように練習しているのか。頑張りますので、よろしければ、お越しください。猪苗代のお蕎麦と一緒に😊
上手な人の真似をしたい時、どこを見てますか?ピアノの弾き方を真似したい時、スポーツや道具の使い方など、上手な人の真似をしたい時、上手な人の体の使い方を真似したい時、どこを見て、真似しようとしてますか?そんな時、表面的な動きを真似しがちですが、そうしてもうまくいかない。人の真似をする時に大事なことは、ズバリ!「見えない部分を真似る」です。見えないから、分からないじゃないかと思ったあなた。見えない部分でも、見ようとすると見えてくるんです。じゃあ、見えない部分って何か。これはいろいろあると思います。音楽でいうと、奏者は演奏中はどんな気持ちや心の状態か。そんな練習をしているのか。才能があるのか。などなど。でも、これらの内容は、本人聞かないと分からないことなので、見ただけで分かるというのは限界がありますが…ちゃんと見れば見える部分もあります。それは、「重心の動き」です。重心がどこにあって、どう動いているかです。そういう視点で見ていると、段々見えてきます。そして、「重心の動き」は、奏者の心の動き、また、フレーズの中のどこの音の向かっているのかなどの音楽の動きと音の動きに連動しているので、重心が初めはどこにあって、どこに向かって動いているのかが見えると、いろいろなことが見えてきます。また、「重心の動き」に大事なのは、脱力の動きです。体のどこからどこへ、脱力されていくのかが見えてくると、さらにいろいろなものが見えてくると思います。ピアノの場合、目に見える動きとして、上半身や腕の動きがありますが、例えば、フレーズの終わりで腕を上に上げた人がいたとして、それを単純に真似して腕を上げても、おそらく同じ音色は出ないと思います。腕の体重が手の中のどこにあって、腕を上げる瞬間、どこから脱力しているかを真似ないと。見た目だけ真似してしまう人が、意外と多いように思います。という、私も若い頃はそうだったなぁ。もっと早く気がつけば良かった…
今日は、会津地区の高等学校家庭クラブさんのご依頼で、「音楽を通して子どもの世界と繋がろう」というテーマで、家庭クラブの高校生たち対象の講習会を担当してきました。年に1回ぐらい、こういう講師のお仕事依頼があります。(年に1回…笑)そもそも、「家庭クラブってなんだろう」って思って、調べたら…全国高等学校家庭クラブ連盟全国高等学校家庭クラブ連盟 FHJkateikurabu-renmei.jpというところが運営されていて、ホームプロジェクトや学校家庭活動クラブ、コンクールなど行っているようです。それらの活動の意義としては、「家庭の中で、地域の中で、よりよく生活するために、自ら考え、生きていく力を身につける」というようなところにあるようです。なるほど!そんな素晴らしい活動が高校生たちの中にあったのですね!(言われてみれば、私の時代にもあったような気がする…)そして、今日は、会津地区の先生方、所属する生徒たちで、毎年恒例の総会と講習会が行われたようです。私が担当したのは、高校生たちの講習会。内容は、「幼児と楽しく交流するために」というテーマで、前半が「子どもたちにとって音楽とは」「そもそも音楽は何でできているか(音楽要素について)」と言った講義で、後半は、実践編として「手遊びとリトミック」で実際にみんなで動いてもらいました。みんな終始、真剣に話を聞いてくれて、そして積極的に参加してくれました。後半の手遊びとリトミックは、大変盛り上がりました。参加してくれた皆さんは、講習会の会場だった葵高校の生徒がほとんどでしたが、会津地区の他の高校からの参加もあり、また、学年も1年生から3年生までいて、初めましての人が多かったと思いますが、みんな仲良く参加してくれました。こういうことができるのが、音楽の力だなぁと思います。特に東北の子どもたちは、人見知りの子が多いので、知らない人同士集められて、「さぁ、話しましょう」と言われても、なかなか気まづくなっちゃうのですが、一緒に手遊びしたり、動いたりしたら、知らない内に一緒にやってたーってなります。最後に感想を書いてもらいました。みんな、楽しくできたみたいで、良かったです。それと、「音楽は何でできてるか」って話が、意外と印象的だったみたいです。当たり前のような話しかしてないんだけど、確かに、日頃音楽聴いていても、そんなことは考えないよね。何か一つでも、お役に立てたなら嬉しいです。お世話になりました【参加した高校生たちの感想】「自分の知らない遊びを実践して、学校や学年問わず仲良くなれたことが楽しかった」「普段関わらないような人と関われた」「他校の人とも交流できたし、話す機会がない1年生とも話せた」「幼稚園の頃を思い出して楽しく体を動かすことができた」「みんなで輪になって音遊びしたのが楽しかった」「小さい時は特に何も意識せずリズム遊びをしていたが、協調性や、拍を意識して遊ぶことで、子どもの学習につながることが分かった」「指示がなくても音楽が止まると動くが止まったりすることが音楽の面白さだと感じた」「音楽の三大要素が知れて良かった」「音楽に触れることが当たり前で気にしてなかったけど、なるほど!と思った」「最近、音楽を聞いて助けてもらっているので、音楽の効果があるんだなと思った」「幼児向けの遊びだったけど難しくて苦戦した」「小さい頃遊んだ手遊びなど、高校生になってやってみて、意外と体全体を使うんだな思った」「音楽と同時に脳を使うところが印象的だった」「保育や音楽についてももっと知りたいと思った」「親戚に小さい子がいるので、教えて、一緒に遊びたいと思った」「改めて子どもとの関わり方について考えることができた」「今までやったことがなかった体験だったので、とても楽しめた。」
土曜日に、田植え体験をしました。ここ数年、母の事業所のどみそらファームのはたけ塾(←いつのまにか「はたけの学校」に改名されてた)に参加して、ときどーーき農作業をしたりしています。土曜日は、田植えでした。(私はお昼作り担当でもあったので、みんなの分のおにぎりと卵焼きを作ってから、少しだけ参加)ほとんどは田植え機を使ったので、参加者の皆さんは、なかなか乗れない田植え機の上に乗せてもらいました。最後に、機械が入らない角のところを手植えしました。長靴を履くと、かえって足が取られて脱げちゃうよって言われたので、靴を脱いで、裸足で田んぼの中へ。深いから気をつけてと言われたけど、想像より深くて、ぬるぬるずぼずぼっと足が泥の中へ。田んぼの中歩くの大変。植えたのはほんの少しだけだったけど、なかなか大変でした。昔の人は、全部、手で植えていたんだからねー。今回、機械で1時間ぐらいで植え終わった1反の田んぼを、昔は、10人がかりで半日かかったと言っていました。でも、素足で泥の中入るの、気持ちよかった!お肌がすべすべになりそうです(自然派泥パック⁉)ピアノを教えている時に、いろんな感覚や感触を知っているって、すごく大事だなと思っていて、こういう泥の中に埋まる感じ(=重ーく沈んでいく感じ、ぬるぬるした感じ、沈んでいくスピード感など)って言われて、分かる人と分からない人では、タッチの習得に大きく関わる。こういう引出しって経験値によるから、いかにいろんな経験しているかにかかってくるよね。子どもたちには、いろいろなところに出かけて行って、いろいろな体験をしてほしいなって思います。#時間があったら「はたけの学校」参加してね。➡どみそらファーム稲の苗が余ったので、「バケツ稲やったら〜?」と言われたので。教室の前に置いておきます。はてさて、KEIKO教室米は、実るのか!?
来週6月1日㈯に、毎年恒例の国音福島県同調会の新人演奏会があります。今年は、会津地区開催です。私も、トロンボーン新人の伴奏者として出演します。今年も、新人たち7人も出演してくれて、嬉しい限りです。国立音大の同窓会のこと、同調会っていうんですけど…、実は、この同窓会なるもの。他の大学の話を聞いても、下火というか、なかなか若者が入ってこなくて、どこも存続の危機のようです。私も、県南地区の委員をしているので、演奏会を開催する時、人手がなくて苦労しています。確かに、新人が、良く知らない先輩方の中に入っていくのは勇気がいります。それと、何と言っても、やはり、いろいろとめんどくさそう…。こういう私も、若い頃は、できるだけ避けておりました(笑)(高校の同窓会は、今も疎遠になっています…。)でも、歳を重ねて振り返ると、今やっている仕事は、こういった「つながり」のご縁で頂いたものがほとんどで、面倒なこともあるけど、おかげ様なところも大きいです。考えてみると、私は就職活動をしたことがなくて、今、勤めている短大、専門学校の仕事も、演奏のお仕事も、全てご縁で頂いたお仕事ばかりです。特に、福島大学、国立音大の先輩方、同級生とご一緒することが多いです。そういえば、最近は、高校の同期、大学の同期と一緒に演奏したり、仕事をしたり、遊んだり(笑)することが多いです。特に、今年は。しかも、面白いのは、「同級生」って、当時はそれほど関わりがなかったけど、大人になって仲良くなったり、一緒に仕事することも多いです。「同級生だから」ってことでもないけど、なんか、不思議と気楽さとか、居心地がいい感じがあります。薄ーく、長ーく繋がれるのがよくて、そういう意味では、同窓会は有難い場所です。ぜひ、若者たちよ、うすーくながーく繋がってみましょう。#国音同調会、入ってね。ところで・・・。今日は、附属高校の授業の帰り、お天気が良かったので、学校から歩いて開成山大神宮までお参りに行ってきました。その途中、せせらぎ小道という遊歩道があるのですが、青々とした桜の木の麓に、「かるみあ」の花がたくさん咲いていました。かるみあの花が植えてあるなんて、今日、初めて気が付いた!金平糖みたいな蕾の花をつけるかわいい花です。
先日、知り合いの先生にお願いして、伴奏法のレッスンを受けました。ピアノの個人レッスンを受けるのは、何年ぶりか…伴奏の演奏がほとんどなので、声楽のレッスンに付いていって、声楽の先生にアドバイスもらったり、合唱の講習会などで、合唱指揮者の先生に音色などアドバイスもらうことはあったのですが、ピアノのレッスンを受けることをずっとさぼっていました。。。がっつりピアノの先生にみてもらうってどういうことか。久しぶりにレッスンを受けて、そうだ、こういう感じだったと思い出しました(笑)普段、私が、自分の生徒たちに言っていること、細かすぎるかなぁと思っていたけど、実際受けたら、私のやっていることなんて、全然でした。要するに、もっと細かい!そう、ピアニストたちは、一音一音の精度を上げるところまであげるのです。今回は、日本歌曲のピアノ伴奏の曲を見てもらいました。いつも一緒に演奏する歌の方にも付き添ってもらって。レッスンをお願いした先生は、大学院のオペラ研究科の専属伴奏をなさっていたり、歌曲の共演者として演奏会をたくさんされている方で、その方に見てもらえて、本当に良かった。やはり、ソロの演奏だけではない、歌曲、特に、日本歌曲に精通した方の、説得力のある助言をたくさんいただきました。自分なりに考えて、練習して、本番も踏んだことがある曲でしたが、自分が感じていることと、客観的に聴こえている感じが、全然違うこと。結構強く弾いているつもりでも、何度も「もっと」と言われたり、ここは柔らかい音がいいだろうと思っていたら、「そこは固い音で」と真逆のことを言われたり。で、その通りに弾いたら、確かに「良い」のです。自分だけでは分からないね。レッスンを受ける意味を、改めて感じた、貴重な時間でした。今回は、歌曲の伴奏でしたが、他の合唱や器楽の伴奏にも生かせそうです。最近、「深い練習」ができなくて彷徨っていましたが、一つの解決法がレッスンを受けることだなと思いました。また、受けに行こう。
今年もあっという間にGWが過ぎました。中に平日を3日挟んでいたので、前半と後半に分断されたGWでした。GW前半の4/29には、欅の会の演奏会がありました。日本歌曲というのは、クラシック音楽の部類に入ると思いますが、クラシックの時代的に見ると、あたり前っちゃーあたり前なんですが、近現代の曲しかないんですよね。それでも、瀧廉太郎や山田耕筰らがヨーロッパへ留学し、西洋音楽の作曲家たちと勉強し、その風を日本語の中に入れ、その後の日本の作曲家たちへ影響を与え、ロマン派的な曲もあれば、バリバリの現代曲もあります。私自信、器楽の伴奏もするけど、日本歌曲や合唱ほど現代の曲を演奏することは少なく、とにかく、現代音楽の伴奏は譜読みが大変なのを、毎度痛感します。なかなか早く読めるようにならない…毎度、欅の会のプログラムは、竹沢先生が組むのだけど、先生は、第1回目から、そう言った、西洋音楽と日本歌曲の変遷を意識してプログラムを組んでいます。今回は、前半に、時代系列に沿ってドイツリートと日本歌曲を交互に組んだプログラム。どちらもそれぞれの難しさがあるんだけど、演奏会後、先生は、西洋音楽に劣らない日本歌曲の存在感を確認できたとおっしゃっていました。確かにそれはとても感じる。日本歌曲がもっと世界に出てもいいだろうと思うけど、やはり日本語の壁が大きいのかな。後半は、福島県いわき出身の草野心平の「蛙」の詩に、飯田隆が曲をつけたもの。竹沢先生は、うまくいくか心配だったとおっしゃっていたけど、演奏会後は、やって良かったと満足していました。(毎回思うけど、先生はちょっと親バカなところがある)「蛙」は、面白かった。今回は、語りも入り、観ていた人は、オペラチックな、劇を観てるような感じになったのではと思いました。みんな、譜読みにめちゃくちゃ苦労したけど。絶対に欅の会に入ってなかったら、演奏する機会がなかったと思う曲。演奏会自体は、小さな演奏会を細々と続けているのだけど、毎回、とても充実感と達成感のある演奏会なのです。こうして続けてきた演奏会も、次回は第20回。一つの区切りとなる演奏会になるでしょうか。次回は、12月27日の予定。
生徒に、「スラーはどう弾くか」と質問すると、だいたいの人は「なめらかに弾く」と答えます。音楽の簡単な辞書や本にそう書いてあるんですが。じゃあ、「なめらかに弾く」って、どう弾いたらなめらかに聞こえるのかが、問題で。生徒達がやりがちなのが、次の音までギリギリ伸ばすために、鍵盤を次の音までずーっと押してしまう。1音1音しっかり押すから、音楽が重ーく、音が硬くなってしまう。結果、一緒懸命なめらかに弾こうとしているのに、全然なめらかに聞こえない。その時、みんなが意識しているのって、スラーの「中の音」をどう繋げるかだと思うんだけど、実は、スラーの弾き方で1番大事なのは、「中の音」よりも、スラーの「最初の音」と、「最後の音」をどう弾くか。中の音は、その次に大事だと、私は思っている。中の音をいくらなめらかに弾こうとしても、最初と最後ができていないと、全然なめらかに聴こえないの。じゃあ、最初と最後をどう弾くか。ズバリ、「スラーの最初の音で腕の重さを乗せ、最後の音で手首から重さを抜く」。スターの最後で重さを「抜く」時に、手全体であげてしまう人も多いけど、手首から指先に向けて抜いていく感じなので、指先は最後まで鍵盤を触っている状態。(ここの感じが、難しいんだが)言葉で言ったら、とても単純なんだけど、これが、なかなかできない。とにかく、スラーをマスターするのが、ピアノのアーティキュレーションの基本で、正直、これができたら、曲の半分は音楽的になるんじゃないかな。スラーは、「乗せて、抜く」。スラーの中の音は、基本、重さを乗せっぱなし。(厳密に言うと、乗せる重さの量は変えるが。)乗せっぱなしだけど、決して、押さないように。伝わってるだろうか…
新学期になりまして、気がつけば、もう2週間経ったんですね。😱新年度の最初の演奏会は、欅の会です。4月29日に福島テルサで、草野心平の詩、飯田隆作曲の「蛙」をメインに、みんなで頑張って演奏します。(語りも入ります。ちょっとこれは面白いと思います)指導してくださってる竹沢嘉明先生。元気なんですけど、いよいよ80歳になりまして、やはり時々お身体の調子が悪そうです。ですので、この欅の会も、あと数回だという噂です。先生の歌声を、ぜひ聴きにお越しください。欅の会の合わせの後、途中、二本松岩代の合戦場のしだれ桜を見に。日暮れ直前に行ったら、微妙に暗くって、ライトアップが見事だと言うので、1時間待って、夜桜まで堪能。福島って(他県をよく知らないが)、ちょっと山道を走ると、見事な桜が所々にいっぱい咲いてますね。↑こちらは花桃の里どこもかしこも満開で、急にこんなにあったかくなっちゃって、今週で終わりだろうなぁ。(来週あたり猪苗代か!?)やっぱり桜、いいよねー。【第19回 日本歌曲欅の会 歌ひつれよ、日本のこころ】4月29日(祝月) 14時開演福島テルサ入場料1000円
心を込めて、表情豊かな演奏にするためにはどうしたら良いのか。これは、私が高校生ぐらいまでずっとできなかったこと。「指は動いてよく弾けるんだけど、もっと表現力がつくといいね。」とか、「ダイナミクスが足りない」と、いろんな人からずっと言われてきました。そう言われて自分なりにやってるつもりだったけど、他人にはそう聴こえてなかったんでしょうね。ウチに来ている生徒たちにも、たくさんいます。なかなか気持ちが音に表現されない子。間違えないで弾けていても、朗読でいうところの「棒読み」状態になっちゃう。(「棒弾き」って言うのかな?)何が違うのか。ずっと観察してきて分かったことは、「重心移動ができてない」もしくは「体重移動がフレーズの動きと合っていない」からみたいです。これは、言葉を発する時もそうなのですが、例えば、「ごめんなさい」と言う時に、いわゆる口だけでで「ごめんなさい」って言われたり、頭だけペコってされただけでは、なんか違和感を感じます。心がこもってないなって。これってなんでかなって思ったんですが、「重心」が言葉と一緒に動いてないから。心と体で何で繋がっているかって、「重さ」みたいです。本心で言っている時は、無意識でそれをしているんでしょう。だから、上手な人の表面的な動きの真似をしても、それは音には反映されない。「重さ」を感じるためには、何度も言うように、「脱力」していないと感じられないので、脱力が大前提になりますが。ピアノを弾くときに、指に重さを乗せられるようになったら、それをフレーズに合わせて重さを動かす。重さを次の指に移動させながら、さらに重量感も、重くしたり軽くしたり動かします。どう動かすか。これは、たぶん、ある程度弾ける人は分かるはず。ここがフレーズの頂点だよなって思う音に向かって、体重をかけていきます。そしてフレーズの終わりに向かって、載せた体重を減らしていきます。これを言い換えれば、心こめてなくても、体重移動がうまくできれば、心こめているように見えるかも。でも、そうすると、おそらくタイミングがズレるので、やっぱり本気で心を込めて弾かないと、バレるでしょうね。なので、まず、指に重さが乗ってる感覚がをつかんで、そしたらフレーズと気持ちに合わせて、その重さを動かす。で、この重さの移動とフレーズの動きがピッタリ合うと、弾いていてめちゃくちゃ気持ちよく弾けます!
3月は、比較的、私も子どもたちも時間的な余裕があるので、毎年この時期に、送別会やお楽しみ会を兼ねて料理教室をしています。今月は、高校生グループと「高3の送別会&料理教室」、小学生グループと「ミニ発表会&だし巻き玉子教室」を開催しました。(中学生は時間がなかった…。いつかどこかで必ず!)私は、教室の願いとして、1番に生徒たちの「自立」を目指しています。自分で考えて、自分で行動できるようになってほしい。ピアノの練習もそうです。自分から練習する。どう弾いたらいいか、自分で考えて弾く。弾けなかったら、どんな練習したらいいか、練習の方法を考える。そして、音楽をする前に、まず自分で食べれることが大事だと思っています。自分で食材を選び、作れること。世の中に、たとえ、料理を作ってくれる家族がいても、お弁当を買ったり外食できるお金があっても、誰でも料理はできた方がいいと思うのです。(毎日作れってことではなくて、いざという時、料理ができるスキルを持っていた方がいいということ)人間の体は食べているものでできているし、いろいろ思考する脳みそだって食べ物からの栄養でできている。それなら、自分が奏でる音楽だって食べ物でできていると言っても過言ではない!ということで、半強制的に料理も教えています♪受験勉強のために習いに来ている、料理を習いに来ているんじゃない!と思ってるかもしれない高校生達にも、教えています。私も、いろいろな料理講座を受けたり本で読んだりしてきましたが、料理の結論!家で食べる料理は、シンプルでいいってこと。毎日食べるご飯は、豪華で凝った料理じゃなくていい。毎日同じメニューだっていい。ご飯と味噌汁と、卵焼きとちょっとお野菜があればいい。(と納豆。)そしたらとりあえず、健康的に生きていける。そして、料理で1番大事なことは、レシピじゃない。材料です。良い材料、調味料を使えば、多少、量がレシピと違ったって、不味くはならない。入れる順番間違えたって、そこまで不味くはならない。味が濃くなるか、薄いかだけ。不味くはない。濃かったら、薄めればいいし、薄ければ足せばいいだけ。お野菜なんて、農薬使わず、元気に育ててくれたお野菜は、出汁の素なんて使わなくたって、そのままで充分美味い!なので、どう作るかではなく、「何を選ぶか」が大事。そんなこんなで、今回の料理教室のメニューは、高校生の部は、おいしい調味料を合わせた万能調味料でできる料理を中心に。和食の調味料は、醤油と酒と味醂と好みで砂糖だけでいけます。と、プラスでお酢と油。なので、今回は、まず万能調味料(醤油と酒と味醂を1:1:1で合わせたものに好みの量の砂糖を合わせたもの)を作ってしまって、それをお料理に使いました。(これ、便利なので、面倒くさがり屋さんにはおすすめ。ただし、いい調味料を使ってください。)作ったメニューは、・炊き込みご飯・ブリカブ(大根の代わりにカブ)・ルーを使わないクリームシチュー・カブの甘酢漬け・サラダ・小松菜の鯖缶合え・キャロットケーキ鶏肉がダメな子、酢漬けなダメな子がいたけど、だいたいはみんなモリモリ、美味しく食べました。(量が多かったけど)小学生の部では、去年と同じだし巻き卵。参加した子は去年も作った子達だったので、復習会でしたが、みんな去年より上手になってた!!去年習ってから、家で自分で何度も作っていた!去年は自分で卵が割れなかった子が割れるようになっていたし、卵の液をこぼしながら作っていた子も、こぼさず、できていました!えらいぞ!東北の卵焼きは甘いのが多いのですが、教えた卵焼きは砂糖は入ってない、出汁と塩味の卵焼きですが、こっちの方が好きで、おウチでもお母さんにリクエストするらしいです。お砂糖入れないでって。おいしいもの食べたら、楽しくなる。みんなで作ったら、いつも食べれないものも食べれたりする。今年も満足の料理会でした。あ、小学生の部は、ちゃんとピアノも弾いたよ笑
2024年4月からのレッスン時間、満席となりました。レギュラーのレッスンはできませんが、1回だけ、時々だけのワンレッスンでよろしければ、土曜日のみ受け付けます。その際は、ご相談ください。新しくご入会の皆様、ありがとうございます。よろしくお願いします。2024年3月17日KEIKO音楽教室熊田桂子 via福島県郡山市のピアノ教室「KEIKO音楽教室」 Your own website, Ameba Ownd
ちょっと自慢してもいいですか?本教室の中学3年生、高校3年生、全受験生が、第一志望校に合格しました!㊗️👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻👏🏻やったー!(さっき、最後の子の合格を確認した)自慢じゃないですが(と言いつつ、自慢したいのですが)、ウチの教室の生徒たちは、音楽の進路希望の子、そうでない子いろいろいますが、辞めずに通っている子たちは、全員合格するんですよ。(えっへん😤)(と言ったら、次の代の子達が、プレッシャーだから言わないでって言うけど笑)ちなみに、高3は2人。今年は国立音大(声楽)と、秀明大学(看護)に合格しました。中3の子達も、進路が音楽じゃない子も高校生になっても継続希望してくれています。みんな、頑張った!おめでとう㊗️!!春からの新生活、楽しみだねー。٩(*´ ꒳ `*)۶»ワクワク
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部屋の植物たちが芽吹き始めました。植物って、暖かい部屋の中にずっといても、ちゃんと春が来るって分かるんだなぁ。若い芽を見ると嬉しくなるんだぁ☺️あー、ちゃんと育ってくれてるんだなぁって。去年一つ枯らしちゃったけど🥲この子達は元気です。本日卒業式の高校生たちよ。おめでとう!
物理的に考えるピアノの弾き方シリーズ先日の記事で、手に上半身の体重に乗せるところまで話しました。『上半身の体重はどこに乗っていますか?』【物理的にピアノの弾き方を考えるシリーズ】ピアノの音を大きく出すためには、鍵盤の運動量を上げる。物体の運動量は、速度と質量の掛け合わせなので、打鍵のスピードと…ameblo.jp今日は、その後、指先にその体重を移す話。上半身を楽にして、すとんと腕を鍵盤に上に落としたら、手首のあたりに重さを感じていると思います。腕の重さで鍵盤が沈んでいると思います。今度はその重さを、その重量のまま5本の指先に、5当分して移します。結構、重いと思う。この時、指先に乗っかった重さで鍵盤は沈んでいますか?この時、なぜか、鍵盤が浮いちゃう人いるんですが、それはさっき手首に乗っかっていた重さ、どこかに行っちゃってる状態。特に4とか5の指は注意。多分、肩とか腕とか手のひらとかに力が入っちゃってるんじゃないでしょうか?腕の重さを指で支えるのは結構重いと思うので、逃げないで、手のひらの内側の筋肉で支えます。この時、重さで、指の関節が凹んだり、そり返ったりしないようにします。関節が弱い子が多いので、どうしても指が凹んじゃう人、結構多いです。そういう人は手のひらの内側の筋肉を鍛えるしかないかなと思うのですが、指の角度によって、凹みにくいところあると思うので、その角度を探ります。「力」で指の形を作ろうとしないように注意して。鍵盤に重さを乗せるところまでできるけど、指に乗せる感じが分からない人は、はかりを使ってみるといいです。まず、腕を脱力して手をはかりに乗せて、重さを計ります。※視覚的に理解しやすいように、私はデジタルじゃなくて、針のついたはかりを使っています。(が、これが、最近はなかなか売ってないんだよねー。)乗せる時の注意。はかりを乗せたい腕の正面に、乗せやすい高さに置くこと。脇が開かないように、腕をだらんと下ろして、肘から前に真っ直ぐ出した状態で、はかりに乗せること。だらんと、手のひら全部乗せた重さが何グラムか確認したら、その重さが減らないように(もしくは力で押して増えないように)して、指を立てて、5本指に重さを移します。結構重くて、指先に圧力を感じると思うので、その感覚を覚えておきます。そしたら、今度は1本指に全部移します。最初は3の指とかが乗せやすいかな。それができたら、はかりの針がブレないように、他の指に移していきます。そうすると、指の強さが違うので、指によって同じ重さなのに小指(5の指)は重く感じたり、中指(3の指)は軽く感じたりすると思うので、はかりを見ながら重さと各指の感覚のギャップを埋めていきます。腕の重さを覚えたら、その感覚で鍵盤でもう一度やってみる。人によって、思ってたより重く感じる人、意外と軽く感じる人いろいろなので、自分で、実際の重さと、感じてる重さの違いを感じて、腕の重さを指に乗せられるようにします。ただ、常にこの腕の重さ全部を使って弾くと、結構重々しくなってしまうので、それはパッセージによって調整します。速いパッセージのところはもう少し軽くして、長い伸ばす音、f(フォルテ)で弾きたいところは、腕の重さ➕上半身の重さも加えたり…また長くなってしまったので、重さの調整の仕方は次回。とりあえず、今日はここまで。腕の重さを指に乗せるところまで。つづく。短期レッスン受付中。短期レッスンは3月まで。『新規生徒&短期レッスン受け付けます』新学期からの新規生徒さんを募集します。また、併せて、去年、大変好評だった短期レッスン希望者も募集します。ただし、いずれも 5歳以上の方 とさせていただきます。…ameblo.jp
昨日は、県庁の混声合唱団「きびたき」の創立50周年記念演奏会に、ちょこっとだけ出演しました。これが、想像以上にとても良くて、余韻に浸りながらのレポートです。まず、昨日は、ピアノじゃなくて、ポジティフオルガンって言って、小さい可動可能なパイプオルガンでの参加でした。演奏会自体は、3部構成で、第1部がルネサンスのアカペラの曲、第2部が楽しい演出ありのポピュラーソング、第3部がメインの、Jhon Rutterの『MGNIFICAT(マニフィカート)』この「MGNIFICAT」が、オケ(室内楽版)とソプラノソロと合唱の曲で、私は、このオケの中でオルガンで演奏しました。とにかく昨日の本番を終えて、結論から言うと、本当に良かった!マジで良かった。演奏会自体、700人以上の来場者もあり、会場も盛り上がっていたし、素晴らしかった!私のような素人が、こんなすごいオケの中で一緒に演奏していいの⁉︎ってくらい、凄かったんです。引き受けて良かったって思った(笑)正直、本当に本当にごめんなさいなんだけど、「きびたき」さんって、名前は聞いていたんですが、実際に合唱を聴いたことがなくて、、、オケも寄せ集めって言ってたし、どんな感じなのかなぁと予想もつかず、オルガンを私に頼むぐらいだし…って、思ってました。そして迎えた前日のリハーサル。知ってる顔が全然いなくて。知っているのは、指揮者の先生と、今回ソプラノソロを歌う裕子さん。裕子さんは、いつも欅の会で一緒に演奏しているので、安心安全の知っている人笑挨拶もそこそこに始まった、まずはオケだけのリハ。ここで、まず鳥肌が…音が違う!初めて合わせたとは思えない。私の出番は、第3、5、7曲目なので、のほほんと第3曲目まで待っていたのだけど、オケがうますぎて、緊張してきた。そしていざ自分の出番になると、譜面は、ちょっと弾きにくさはあるものの、それほど難しいパートではないので、気楽に構えていたら、合わせるのが難しい!そもそもオーケストラ独特のタイミングもあるし、普段、ピアノ伴奏にはあまりない長〜い休み(20小節、30小節休みとか)の後にぽっと入ってからの変拍子…入れない、数えられない自分に焦る…前日のリハは、私1人でいっぱいミスしてました…(ご迷惑おかけしました)それと、そもそもオルガンの聴こえ方が、自分が聴こえてる感じと、客席での聴こえ方が、想像以上に違う!自分側には音量の変化があまり感じないけど、ストックの本数や鍵盤の後ろ側にあるパイプが入ってるところの扉(?)の開閉具合で、全然違う。とりあえず、指揮者や周りの方たちに確認しながら、何となく曲に合わせて、ストックの本数を変えてみたり。とにかく、いろいろ分からない事だらけだったんだけど、勉強になったし、発見もあった。何より、オケ楽しかった〜。本番の演奏は、それはそれは気持ちがよく、合唱も前日より断然上手かったし、裕子さんのソロも良かったし、オケが、まー、美しすぎて、出番のない曲では、この同じステージ上にいる事に幸せを感じて聴き惚れていました。演奏会の後で、オケの何人かの方とお話ししたら、みなさん、東京から来た方々ばかりで、名だたるオケのメンバーの方やフリーで活躍している、聞けば実力のある方ばかりで、びっくりするメンバーでした。そりゃ〜、あの音色はやっぱりだなって思うぐらい。福島まで来てくれてありがとう!贅沢な時間でした。入場料が1000円だったんだけど、多分、1000円では聴けない人達だったと思う。もっと宣伝しておけば良かったと、反省。こんな機会を頂けたことに感謝。合唱も素晴らしかったし、みなさんも楽しそうだった!きびたきの皆様、ありがとうございました!そして、50周年おめでとうございました!!