人生を変えたもの 演劇 | NATURAL

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日本を離れてオーストラリアはケアンズ在住14年目。
2014年には長年の憧れでもあったパラオへの大冒険…が、しかし
諸事情により"home"であるケアンズに戻っての新たな大冒険。。。
そんな中で、私が出会う「素敵なものたち」をお届けしたいと思います(^_-)-☆

憧れの高校に入学して、

ずっとやりたかった演劇部に迷わず入部。

 

小さいころから、演じるのが大好きでした。

母が美容院にいるとき、よく一人芝居をしていた私(笑)

よく周りのおばちゃんたちの、昔話に、

一人芝居をしていた私の話が出てきました…

恥ずかしいけれど…私も覚えてる。

 

歌うことと演じること、大好きな時間。

 

小さな田舎の高校の小さな演劇部。

「あえいうえおあお」「あめんぼ赤いなアイウエオ」…

発声練習も必死でやりました(笑)

 

高校1年生で、初めての役は…元気のいいおじいちゃんでした(笑)

先輩たちにいろいろ教えてもらって、演劇の魅力にどんどん引き込まれていきました。

1年に一度、全校生徒で観る「演劇教室」

東京からくる劇団の公演が、とっても楽しくて、

毎回私の感想は、学校新聞にのるのでした(笑)

 

役者だけじゃない、裏方ももちろんやります。

大道具・小道具・照明・音響…

みんなの力で、一つの作品を創っていく楽しさ。

 

授業もろくに聞かずに、教科書と台本を並べてセリフを覚えたりしてました(笑) 

…先生ごめんなさい。

 

年間を通して、一番大きかったのが、

6月公演。

毎年6月に近隣の高校の演劇部が合同で行い、

市民ホールなどの大きな会場でやるので、緊張と共に本当に楽しかったし、他行の公演がまた刺激になったり。

今でも6月になると必ず「6月公演」を思い出します。

 

先輩たちに教えてもらいながら、

夢中になって演劇をしているうちに、

先輩たちは卒業し…いつの間にやら部長になっていました

 

顧問の先生も3年間変わらず。

彼女とは生徒と教師であり、女友達でもあり、

女性として先輩でもあり、大好きな女性でした。

本物を見るのは勉強になると、芝居や歌舞伎にも連れて行ってもらったりしました。

 

夢中になると行動力を発揮する私、

東京までは行けないまでも、

地方公演で観たいミュージカルや芝居があれば、

驚きの行動力で観に行きました。

 

そんな高校時代に知り合った東京の劇団の役者さんと

交流を持つ機会があって、その後もその方とは連絡をとりあって、

卒業後も彼の公演を観に行ったりもして…

NHKの大河ドラマに出演なさっているのを観るのは、

なんだかくすぐったくうれしかったのを覚えています。

海外に出てから連絡が途絶えてしまったけど…

今頃どうしているのかな…

 

私にとっての高校生活は、演劇を中心に動いていた気がします。

本当に楽しくてしかたなくて、輝いていた青春時代。

 

自分ではない「誰か」になる…なれる時間。

どんなに体調が悪かったり、緊張して舞台裏で足がガクガク震えていても、表舞台に出て、照明を浴びれば、不思議なほど全然平気だった。

セリフが飛んじゃってアドリブなんてこともあった、もちろん!?(笑)

 

演じるって本当に奥が深くて、おもしろかった。

本気で将来役者を目指そうなんて思ってた時期もありました。

 

今はもう演じてはいませんが…

舞台は大好きで、演劇・ミュージカル・オペラ・バレエ…

舞台には頻繁に足を運んでます…

 

コロナの直前も、ものすご~く楽しみにしていたバレエ公演があったのですが…キャンセルになってしまって、かな~りへこんだものです。

 

中学生の頃、人前で話すと赤面する赤面症だった私…

でも、スピーチコンテストに出た時は大丈夫でした。

そして、演劇では…舞台の上にいるのは私じゃないってことで、赤面はしなかったし…その後私の赤面症はどこかにふきとんじゃいました(笑)

 

人生を変えたもの 演劇

 

いろんな意味で私に広い世界を気づかせてくれました。

誰かを演じるって本当に奥が深くて、限りない。

おもしろいですよね。

 

自分が演じた誰かに、自分自身が励まされたこともあるくらい。

 

また機会があったら…チャレンジしてみたい…かな

 

 

とある日のケアンズ…

舞台の照明みたい