私がフルートを始めたきっかけは高校時代の吹奏楽部で、その後の人生が大きく左右された時代でした。
希望に満ち溢れていて世間の事も知らず、夢中でフルートを吹いていた1番輝いていた瞬間
その時の大切な仲間が旅立ち、昨夜お通夜に行きました。
卒業以来の再会でした
彼の担当はパーカッションで、彼が叩くティンパニーを聴きながらのアンサンブルは楽しくて仕方なかった
私は一度だけ小太鼓を叩いた事があって一緒に練習した事もあります
写真は高3の吹奏楽コンクールの演奏後に撮った記念写真
少し斜に構えて花束を高々と上げた、いかにも彼らしい表情を見ると、あっという間に当時の自分に戻ります
彼の体調が悪いと知ったのは亡くなる1ヶ月前
自分の父親を同じ病気で亡くしたのもあり、本人やご家族の気持ちを考えるといてもたってもいられなくて、連絡先を聞いてメッセージを送りました
彼も返事をくれて、頑張っている様子を話してくれました
既に会いに行けないほど病状が悪い様子で、卒業後の彼の人生に一度も関わる事がなかった私は会いに行くのを躊躇ってしまった
でも旅立つ直前に会いに行った友達もいたと知って、私も勇気を出して会いに行けばよかっと後悔しています
昨日のお通夜での先輩方との再会は、彼が会わせてくれたのだと思うと感謝の気持ちで一杯です
最後に彼の顔を見てお別れの言葉を伝えました
私はもうやりたい事をやってしまったから、心構えができているつもりだけれど、今、生かされているのは何か意味があるはずだから、精一杯生きて自分の使命を果たそう…改めてそう思いました
S君、ありがとう
そして本当に、本当にお疲れ様でした