改めて、昨日千秋楽を迎えました『はら、はらり』を応援してくださった皆様、ありがとうございました!


昨日のブログに書いたのですが、お客様から「花香の後日談を知りたい」というお声がありまして。



せっかくなので、牡丹チームで話していた、後日談を書こうと思います!

前半は豊島屋全体の、後半は花香の後日談です。



注意ただし注意

これは、作家である今井夢子さんの考えたものでも、原案の菅沼萌恵さんが考えたものでもありません。

あくまで、わたしと牡丹のキャスト同士で話していた後日談、というところだけ、ご承知くださいお願い



(それから、わたしに文才はないので、箇条書きのような感じです。そして、そんなに長くないです。)



****



一蓮が火刑になった後の話。

豊島屋に残ったのは、黄蝶•花香•清花、そして数人の花魁たちとお慶。

高尾はまだ生きているが、表にはもう出られない。



番手をもつ花魁を次々と失った豊島屋。

清花は、立ち直って、親になる決断をする。

また清花が、黄蝶•花香の指導を積極的に行い、花魁へと成長させていく。

後に、お慶の隠居後、清花が豊島屋を引き継ぎ楼主となる。



黄蝶と花香は、一番手を争う仲となる。
(花香は、一蓮が口を聞いてくれていた旦那たちが、何人かついてくれている。)



花香は、年季中に出会った商人と恋仲になる。

その男は、身請けできるほどの商人ではなかったため、29歳まで年季を全うしたあと、一緒になる。

一緒になってからは、その男の店で共に働き、子を持つ。


結局兄ちゃんには会えず、海外に行く夢も破れてしまうが、子どもたちやまたその子どもたちが大きくなった時に“夢を叶えられる時代が来る”ことを信じて、自らが遊廓で学んだ儒学や読み•書き•そろばんを子どもや近所の子どもにも教えて過ごす。

笑って、愛でて、生きた。



*****

そんな感じの後日談でした。

清花や黄蝶、それぞれに、もっとたくさんの話があるんだろうな。



後日談ではありませんが、花香の設定で考えていたこと↓

花香の本名は、イヨ。

八兵衛だけが、時々本名で呼んでくれていました。

また優しい八兵衛に、兄ちゃんを重ねて見ていました。

惚れた男も、兄ちゃんと八兵衛のように、優しい男。たぶん、ちょっと気が弱い。



千秋楽には、八兵衛役の米澤くんが、塩おにぎりをくれましたおにぎり

これは、花香が白米を食べたことない、という裏設定からのプレゼント。

しかも、八兵衛•佳の江が自殺するシーンの直前に「皆と仲良くしろよ」と言って渡して来た。
(お慶•ゆうびさんには、遺書を渡したらしい。)

八兵衛ぇ…えーん



役たちの関係や、裏設定を考えたり、話したりするの、楽しかったなぁ乙女のトキメキ



たくさんのお客様に花香を愛して頂けたこと、この作品を愛して頂けたこと、幸せでした!

ありがとうございました。



またお会いできますようにニコニコ

大内慶子