「メイド・イン・ジャパン」と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?

トヨタやホンダなどの車は世界中で毎日たくさん目にします。昨年流行った「ポケモンゴー」が印象的だったように、日本のアニメやマンガ、ゲームは、いまや「ジャパン」の代名詞です。また、観光客の持っているカメラもキャノンやニコン(英語の発音はナイコン!)ですし、レストランの種類を問わずニューヨークのシェフたちはこぞって日本製の包丁を愛用しています。ファッションやメイキャップといった美容分野でも、日本の製品や技術が活かされているのをよく目にしますねニコニコ


らーめん

               ラーメンも、いまや日本食の代表ですね。


これだけでもたくさんありますが、日本製品の良さを世界に広めた立役者として忘れてはならないのが、「SONY」の存在です。

SONYが世界にその名を広めたのは、みなさんご存知のとおり、1979年に発売されたウォークマンでした。当時、“音楽を手軽に持ち運べる”という画期的なアイデアには世界中が感動し、大ヒット商品となりました。
今でも一定の世代以上であれば、SONYといえばウォークマンと浮かぶ方も多いことでしょう。

一躍世界的な企業として世界中にその名を広め、海外の方が日本製品の良さを知ってくれたのはうれしいことでしたが、残念なことに2000年ごろから韓国の電気メーカーにどんどん追い抜かれてしまい、ニューヨークから見ていても悲しいものがありました。ビルを売却、なんていうニュースを聞くともう…しょぼん


ソニー

      わたくしの家からもすぐのところにある、マンハッタンの通称「SONYビル」



これはわたくしの解釈ですが、規模が大きくなれば、会社というのはさらなる拡大を目指して、いろいろなビジネスに手を出したくなるものです。
もともと音響技術に定評があったSONYもウォークマンやテレビが売れると、次はコンピューターやロボット、デジカメなどあれもこれもとたくさんの商品を開発しました。けれども、どれも大ヒットした印象はありませんね(ごめんなさいっあせる

BENIHANAも、周りの方々から「寿司をもっと入れたら?」「ラーメンも人気が出ますよ」なんてアドバイスをいただくこともありますが、やはり大切なのは「ブレない」こと。「これで勝負する」という軸をしっかり持っていないと、ビジネスは中途半端になってしまうものだと思います。

そして専門的なことはプロに任せるのがいちばんです。経営者はいろいろなことに首を突っ込みたくなるものですが、専門家のアドバイスを取り入れること。専門家にお願いして、結果が良くなければやめる。以外と単純なことですね。

急成長したサムスンは、製品の開発は日本のメーカーで安いお給料で雇われていた日本人を高給で引き抜き、デザインはデザインのセンスが良いイタリア人に発注したそうです。日本人は堅実ですが頑固でもあり、そういった臨機応変な選択ができなかったことが、競争に負けてしまった原因かもしれませんね。

ですが、ここにきてうれしいことがありましたひらめき電球
先日、マンハッタンのギャラリーで開かれた新製品のお披露目会におじゃまして、そこで紹介されたのは、SONYのBRAVIAというテレビの最新作でした。

わたくしは技術的な詳しいことはよくわかりませんが、とにかく画面も音も美しく、繊細。こんなに素晴らしいものを開発できるのは、やはり「メイド・イン・ジャパン」だからこそ。
ここで終わってはならないという熱意を感じ、またSONYが原点に戻ってきてくれたのかしら!?と、うれしくなりました。


テレビ1


                 横からみるとこんなに薄くて驚き!




テレビ3


                 プロジェクターもすごく高画質。


(写真:www.sony.com)


栄枯盛衰を経験したSONYですが、再び世界一に返り咲くことを期待して、見守りたいと思いますべーっだ!ひらめき電球