わたしと主人(故ロッキー青木)の共通の友人である

三國清三(「オテル・ドゥ・ミク二」のオーナー)さんが、

2月上旬にジャパンソサエティで「うまみと食育」に関しての

レクシャーをするため、NYへお出でになりました。

 

 

 

 

三國さんが素晴らしいのはお料理の腕だけではありません。

包丁をマイクに持ち替えると、とかくおしゃべりが苦手な職人気質の料理人さんが多い中、

彼はお話が大変お上手で、それは周知のとおりです。

 

 

今回のジャパンソサエティの講演会でも、

立ち見が出るほどの大盛況ぶりでした。

 

 

彼の経歴を簡単にご説明しますと、、、

15歳でフランス料理の世界へ飛び込み、地元札幌のグランドホテルで働き始め、ほんの2年ほどで帝国ホテルの村上料理長へ推薦状を書いてもらえるまでに。

 

 

三國さんは日本で唯一、博士号をもってらっしゃるフレンチシェフです。

詳しくはこちらをどうぞ!

 

 

三國さんのチャーミングなお人柄に魅了されてか、

渡辺謙さんから安倍晋三首相までと交際範囲が広く、

 

 

昨年、渡辺謙さんがリンカーンセンターで「王様と私」を演じた際には、

三國さんと共に、セントラルパークの真ん前、

トランプホテルの中にあるJean-George (フレンチ)

でお食事をご一緒させて頂きました。

 

 

 

 

 

若かりし頃と比べると、今では3倍ほどポッチャリしてますが、

それも貫禄と言うものでしょうかね、、、

 

 

 

 

たぶんひとつの理由として考えられるのは、

彼の独特の「ハシゴ」にあるのかも知れません。

 

 

三國さんにお会いするまでわたしは

「ハシゴ」というのは「飲み歩くもの」とばかり思っていましたが、、、

 

 

さて、三國流の「ハシゴ」とは?

 

 

まず、Jean-George (六本木乃木坂)で待ち合わせて、

エッグキャビアとシャンパンだけを頂き、

 

 

 

 

 

その後、顔馴染みのお寿司屋さんでは、

冷酒にあじ、トロ、あなごの3カンのみを頂き、

 

 

 

 

またその後に、ステーキハウスハマ(六本木乃木坂)にて、

エビ、ホタテ、アワビ焼きの後、その上フィレミニオンのステーキも。

 

 

わたしは、このあたりから気持ちが悪くなって来たので

これでおしまいにしたいなと思っていたのですが、、、

 

 

 

 

4件目は、お腹が一杯な私を横目に、

香妃園(六本木駅付近)で、

三國さんは名物特製とり煮込そばを

本当に美味しそうに食べておられました。笑

 

 

 

  

こういう食べ歩きのハシゴをするのは、

先にも後にも、わたしの知る限りでは、三國さんだけです。

 

 

もし三國さんと頻繁に会っていたら、

限りなく彼の体型にちかくなること間違いないでしょう。

6700マイル(約1万キロ)離れていてよかったかも。笑

 

 

By Dr. 三國シェフ

 

 

頭角を現して来た頃(約30年ほど前)から、

フレンチの基本であるバターソースをほぼ使わず、

食用花をプレゼンに使ったりと、

現在の日本のフランス料理のヌーベル・キュィジーヌの発展に、

大いに貢献されてこられました。

 

 

そんな日本を代表するフレンチ界の大御所であられる三國シェフには、

これからもますますお元気で、

日本のフランス料理の繁栄に

頑張って頂きたいと心から思うところです。