2011年5月〜2012年8月
母が認知症発症から特養入所に至るまで
(話は前後することもあると思います)
認知症になった母と引きこもりになった兄
危うい2人が屋根の下
母も兄も壊れていく…
とにかく無我夢中だった
この1年ちょっとの間がものすごく長い期間に感じた
なぜ何年も前のことを
こんなに鮮明に覚えているかというと
もし何かあった時のために
全て、書き留めていたからです
父が特養に入所し
母が認知症発症
兄が仕事リストラ
どんどん
母に対しての暴力がひどくなっていった
私が実家にいる時は
自分の部屋に引きこもっていた
私が実家から帰った後に母に暴言暴力がひどくなっていたようだ
兄の分まで
食事の用意もして帰っていたのに…
全く…
母からの兄が暴れるとの電話が多くなっていく
どうしていいかわからず
夫に相談する
子供の頃からの兄からの暴力は知ってはいたものの
両親の介護が始まってからの兄のことは
夫には言ってなかった
その頃
テレビのデジタル化で
もしかして自室のテレビが映らなく
イライラしてるのかもと思い
夫に頼んで、兄と一緒にテレビを買いに行ってもらったこともある
夫が引きこもっている兄に
心の病気かも知れないから
一度精神科に言ってみたらと
夫さんの会社の同僚の鬱で精神科に通った方の話も交え今はちゃんと仕事復帰していると
辛いのなら、薬の力を借りてみるのもいいよと
言ってくれた
その頃は夫に対しては、大人しく素直に話を聞いていた
母の認知症の主治医に
お兄さんから避難するのもいいかもと
ショートステイから施設入所を考えた方がいいとアドバイスを受けたが
母はがんとして嫌がる
◯(兄)はどうするんだと
暴力息子を心配する…
普段母に
死ね！出てけ！
なんて言ってるくせに
デイサービスに通うのもよく思ってなかった
たまに
階下に降りてくる兄に
両親のこれからのことや暴力だけはやめてと言う話をするものなら
「うるせーてめー上から目線でなんでも言うな、勝手になんでもやりやがって」
それ以上何か言おうものなら
「殺すぞおまえ！」
もう心臓が耐えられなくなりそうなくらいになる
もう、どう対応していいのかわからなくなる
そんな時
施設の健康診断で
父の腎臓の値が悪いと
腎不全の診断
父の病院介助も始まった
母のデイサービスが始まり
ディから帰ってきたら
兄から殴られてモップの棒でつかれたと
電話が来る
母、警察にも相談に行ったとか言っていたが
忙しそうで帰ってきたとか
息子のことで警察に行くなんて
どんな思いだったのだろう
よくしてくれていた
向かいのおばさんが
お母さん顔が赤くなってたと
◯ちゃん(兄)にやられたって言ってたよ
もうどうたらいいかわからなくなる
最悪なことになったらどうしよう…
頭が回らなくなり
区役所のケースワーカーさんにに相談しても
中学生の反抗期だと思って上手く接してあげて…
母と私の話を聞くだけで、多分発達遅延があるかもしれませんね…
兄とは、会ってもないのに…
DVの電話相談をしたこともあるが
(ほとんど配偶者からのDV相談しかない)
話を聞いてくれるだけで、進展することは何もない…
そんな時
誰かに助けを求めたくて
東京にいる6歳上の従兄(母の甥で、福島から大学で神奈川に住んでいた頃母がよく面倒を見てあげていた)
に電話をかけていた
途中涙が止まらなくなり
従兄に母と兄の状況、母に対しての暴力のことを話した
他人の前ではおとなしい兄
協調性のないやつだとは思っていたとは思うが
まさか暴力があるとは思っていなく
子供の頃から家庭内暴力があったことに
ひどくびっくりしていた
家族以外の人に言われれば
少しは聞くと思うので
暴力だけはやめろって言ってくれないだろかと
頼んだ
従兄と奥さんも一緒に
実家に来てくれた
兄に
こんこんと言ってくれる
兄、うんともすんとも言わず
家族以外の前ではおとなしくなる
とにかく暴力だけはやめろと言ってくれる
確かに
認知症の母との生活は
イライラすることもあったとは思うが
ほとんど自分の部屋で昼間は寝て
昼夜逆転の生活をしていた
福島の
従兄姉たちにも連絡をしてくれ
その後
福島の従兄姉も実家にきてくれ
兄に色々話してくれる
頭に来たら、手を挙げる前に
外でも出て頭を冷やして散歩してこい
◯ー子(私)だって家族があるんだから、少し
助けてやれ
でも
兄は変わらなかったうえに
従兄姉たち、夫まで恨みの対象になっていく