元々、「オペレーション・コドモタチ」では、グッズ等を売って来なかった。
まあ、強いて言えば柚木さんのライブペイントくらいかなぁ???
色んな雑音が嫌だったから支援金と、僕らの自費だけで運営して来た。
楽曲でさえタダで配って来たから。

だから、最初に検査した食品を売って欲しい、と言う要望が来た時に、
凄く逡巡したし、あまり現実的に考えていなかった。

その後、行く先々で土壌を集めてFoodbase23で検査してもらおうとしている時に
どうしても検査の費用とか、交通費が捻出出来なくなって来て、その行く先々で
農家の人や関係者に出会い、そこの土壌の調査をして欲しいと言う話もあって、
やはり、何か物流を動かさないと、それらの行動すら止まってしまうな、と思った。

その後、Foodbasse23の赤間さんが、農地に関しては無料で検査してくれる事を
申し出てくれたのだけれど、とてもそれに甘え切る訳にも行かなかった。
どこかで、それぞれの立場の人に還元出来ない動きはいつか止まってしまう。

そして、最後に思い切ろうと思ったのは、避難した人達の雇用だ。
ただでさえ経済が落ち込んでる上に、母子避難の家族は子どもを保育園に預ける
事すら侭ならない環境におかれる。もちろん、それら全てを解決出来る訳では無いが、
福島から北海道に避難した人達が、細々と食材を仕入れ、福島に送ってる姿も見ていた。

だから、その行動が何らかの形で仕事に繋がっていけばと考えた。

HPの方では、大宣伝する事は無いだろうが、「みんなの食べ物じゃん」で
売るものの売り上げの5%くらいは、避難してる人達の雇用に回ることになる。
彼らが、食材を仕入れたり、彼らが開拓したりした農家の情報、そして、
いつかは現地で検査体制が組めるようになるように、そんな事が夢になってる。

「みんな地球の子どもじゃん」の木村さんも、
「Foodbase23」の赤間さんもそんな部分に一番賛同してくれた。

だから、是が非でもこのプロジェクトは成功させたいのだ。