CDが売れないのは結構前から知られていること。

音楽の世界って一見華々しいけれど、儲かっている人って一握りの人。
知り合いはちょっと前までインディーズのバンドを組んでいて、インディーズではCDの売上がベスト5に入っていたが、肉体労働系のアルバイトをしながらバンドをやっていた。
ミュージシャン志望の人は多いのに、そんな人たちが活躍する場は少ない。


ざっくりと市場規模を見てみると、音楽ソフトの市場規模は6000億円ほど。




CDが売れなくなった分を携帯への配信で補っている状況。
そんな市場の中で音楽を売るとするならば、デジタルデータにして配信することもそうだけど、付加価値をつけて売ることが肝。

音楽をやりたい人はたくさんいるのだから、そのシェアソースを使ってビジネスを考える。使う機会っていろんなところがあるけれど、わかりやすいのは結婚式とか。

たまに結婚式とかに出席すると、新郎新婦の知人なんかが曲を演奏する演出があるけれど、そういうのをパッケージ商品にすると喜ぶでしょう。

晩婚化が進んでくると、知人の結婚式に出席する回数が増えて、大概の演出をみても大した感動もなくなってくる。リクルート社が「ゼクシィアネーロ」という、30代の女性向けの結婚情報誌を発行するけれど、
http://www.recruit.jp/newsrelease/2007/04/new/NR20070420
そういう人に向けて、新たな感動を与えるサービスとかを手がけるといい。

単に演奏するだけでは芸がないので、もちろんストーリーを用意する。


・ 二人が出会ったときの思い出の曲
・ 初めてのデートのときの思い出の曲
・ プロポーズをしたお店で流れていた印象的な曲


等々。そういうものをパッケージ化し、新郎新婦が一緒に歌い、それをCD化してあげ、出席者に配送するところまでやってあげる。当然、ぶっつけ本番で歌ってもだめなので、ボイストレーナーからの直接指導をセットにしてあげる。記念に残るものだから完成度の高いものにしたいと思うのは人情でしょう。

さて、上記のような企画案をどう展開していくか?
結婚式場のプランとして組み込まれたら一番いいのだけれど、どうやらそれは、ウェディングプランナーが許さないらしい。
だとすれば、結婚したい人たちを直接押さえる。

頭を使わなければ、上記の「ゼクシィ」を使うという選択肢があるけれど、事業が軌道に乗っていない段階で使うには値段が高すぎるし、効果も未知数の部分が多い。

年代的にもネットリテラシーの高い世代であるので、サイトをうまく使う。
単独サイトを立ち上げ、該当サービスの意味性(どうして結婚式で音楽を演奏するのか)を強くアピールした上で、掲示板とブログを連動させる。
サービスを受けた人からのコメント(最初はサクラを用意)ならびに、サービスを受けようかどうか迷っている人のコメント(これもサクラを用意)して、サービスの受け手同士で情報交換をしてもらう。
一方でブログでは、日々の情報発信とサービスを提供した結婚式の感動を伝えるようにしていけばいいだろう。

プロモの方は、商品設計をうまくやってプレスリリースをかけることと、当初はサーチワードを買うことか?


>N氏
ご参考あれ