メリー・クリスマス
この時期になると、毎年思い出す 絵本・・
「うさこのサンタクロース」
娘が、幼稚園の年少の頃(3才児)読んだ絵本の話です
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この幼稚園は、講談社社長が(昭和20年代)設立したと言う、市内では由緒ある幼稚園です
講談社と関係が深いからでしょうか、希望者は、毎月、絵本が購入できたのです
(絵本は、その月によって、幼稚園側で選んだものだったような記憶あり)
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12月は、クリスマスの月だからでしょうね
絵本は 「うさこのサンタクロース」 でした
毎晩、娘が寝る前には、お布団に一緒に横になって、絵本を読んであげるのが日課でした
その晩・・・
「うさこのサンタクロース」を、読み始めたら・・
その内容から、途中で、私は、涙・涙になっちゃって・・
その号泣している私の顔を、不思議そうな顔で、娘が見ていたのを今も鮮明に覚えています
娘の前で、情けないと思いましたが、感情を抑えられなくて・・
どうしてか?と言うと
当時、娘が3才になる前に、私は2回流産していたのです(娘が1才の頃と、2才の頃)
2回目の流産の後、病院の先生には
今後、無事に生まれる可能性は10%~20%だと言われ・・
子供がいないのなら、その可能性に挑戦してもいいと思いますが
一人いるのだから、自分の体の事も考えて、諦めた方がいいのでは、と
娘を、一人っ子にしたくない私にしたら、かなりきつい言葉、宣告でしたが・・・
2回も流産して、そんな辛い思いは、もうしたくないとも思っていたので、次の子供は諦めました
でも
でも・・
本音を言えば、」ほんとは、欲しいかったです
娘にも、赤ちゃんが欲しい・欲しいと、よく言われて・・
切ない気持ちで、いっぱいでした;
そんな頃です
「うさこのサンタクロース」 を、読み聞かせたのは・・
絵本の内容は
うさこ が、サンタクロースに手紙を書くのです
「プレゼントには、赤ちゃんが欲しい」と・・・
その手紙を受け取った、サンタクロースさんは、困ってしまいます
どんなプレゼントでもできるけど、「赤ちゃん」だけは、無理だと・・
サンタクロースさん達が、集まって、うさこ の、赤ちゃんが欲しいと言う手紙に
どうしたらいいか? どうしようか?と話合いをするんですけどね・・
プレゼントできる訳がない、って、かわいそうだけど、うさこちゃんには、そう伝えようと・・
イブの夜、サンタさんから、赤ちゃん だけはプレゼントできなんだよ、って聞かされ・・
うさこ は、大泣きするのだけど・・
大泣きしている うさこ の部屋に、お母さんが入ってきて
どうして、そんなに泣いているの?と、聞くと・・
サンタクロースさんが、その説明をするんです(赤ちゃんだけは、プレゼントできないんだと・・)
そうすると・・
お母さんが、微笑んで、うさこ に言うんです^^
お母さんのお腹の中に、今、赤ちゃんがいるのよ、って・・。
そこで、うさこも、サンタクロースさん達も、大喜びすると言う、お話なんです。
お母さんでしか、できない うさこちゃんへのプレゼントですよね^^
この絵本を、娘に読み聞かせている時
サンタさんの言葉の中に
「うさこちゃん、サンタさんでも、赤ちゃんはプレゼントする事ができないんだよ・・」って
「他は何でも、プレゼントできるけど、赤ちゃんだけは、ダメなんだ・・」って
その言葉を、読み聞かせている時・・・
涙で、言葉になんらなかったんです・・・。
(まだ、その頃は、私も若かったですしね^^;)
今なら、なんともなく読める絵本なのに^^
当時の自分の気持ちを思い出すと、やはり、胸にジーンと来るものがあって・・・
いろいろな絵本を、毎晩読み聞かせていたのですが
そのいろいろな絵本の話の内容は、ほとん覚えていないのに・・
この
「うさこのサンタクロース」 だけは、今も
これからも・・
私にとったら、忘れる事のない絵本だと
いつか、書こうと思っていた クリスマスの思い出