昨日はイボ君のデビュー10周年だったんですね

1日遅いですけど

おめでとうございます☺


すてき素敵な画像をお借りします☺♥

わたしは約2年前に陳情令を見てイボ君の存在を知りました☺



持てるスキルを活かしてこれからも輝いていかれる事を祈ります!


昨日はイボ君の記念日でしたが

今日はわたしのお誕生日でして(笑)

わたしは今何を一番したいかな?と考えたら

「死霊蝶」の物語を書くことでした(笑)

ですので急でしたが思いつくままに書いてみました(笑)

何か気がつく事があればあなたはパール通です(笑)


昨日は長年再び食べたいと思っていた

ラーメンとかき氷の名店に長女と行きました!



5年くらい前に初めて次女がとんでもなく美味しいかき氷屋さんがあると言っていて

二人で訪れて食べた時の美味しさが忘れられませんでした

そのかき氷とラーメンを昨日は長女も食べる事が出来ました♥こちらです


素材にこだわり抜いたラーメンです
このラーメンでこのお店はミシュランの星をかつて獲得しております
本当になんていうのかな〜日本料理のようなラーメン?フレンチのラーメン?というような深い出汁が素晴らしいです♥

そして
こちらが王様のようなミルク苺氷🪩
上から食べます(笑)







もう夢中で食べてペロリとなくなります!(笑

テレビや雑誌などでも紹介される

名店ですね♥

長女はミルク氷を食べました

お隣の男性はラーメンとかき氷を2つも連続で食べられて唖然としまたが

気持ちはわかります〜本当にペロリと食べられてしまうのです。軽くて美味しくて〜素材に拘っているので

食べた後も体は軽いんですよ〜不思議です♥

予約も出来るようですのでおすすめです!

あ!かき氷だけは13時からの営業でした☺

ブンブンを後にしてからはこちらに寄ってから

帰りました



わたしは血雨探花という赤い飲み物を注文しました(笑)

さっぱりして美味しかったです〜





今日は娘達がケーキを買って夕食を作ってくれるそうです☺(笑)


自宅には明日帰ります!また27日にこちらに来ますが(笑)

それではわたしが愛して止まない死霊蝶シリーズです!




「死霊蝶も納得する」その1


わたしは死霊蝶

今日も主の大切な方をお守りする為にお側を

飛んでおります


既に朝日が昇ってから暫く経ち雨の気配は微塵も

感じない穏やかな日差しが降り注ぐ道観で

殿下は何やら片付けをしております

お世辞にも豪華だとは言い難いこの道観に

殿下と主は定期的に訪れて何日か共に過ごします

殿下は信徒の願いに耳を傾けたり、掃除をしたりして

過ごし

時にはガラクタを集めに行ったりしております


主は極楽坊では考えられられないような

飾りの一つもない質素な木の机で文字の練習をしたり

本を読んだりしております


お二人には天界と鬼界にそれはそれは

豪華な館があるのにも関わらずこうして何かを懐かしむように道観で過ごします

物を沢山もつと言う事は一つの物も持たないような物なんだと殿下は最近話します


そんな一つの物を大切にするような道観での生活を過ごしている時に扉をトントンと叩く音がしました


「兄さん、誰か来たみたいだ。信徒かな?」


「そうかも、ちょっと行ってみるね」


そう言って殿下は掃除の途中のほうきを壁に立てかけて扉の方に向かいます


「どなたですか?」


ドアを開けてみると1人の若くはない女性がカゴに色々な小箱を詰めた物を持って立っていました


「突然すみません。この先の町で小物の商売をしているのですが滅多に手に入らない素晴らしい紅が手に入ったのでこちらにご紹介に参りました」


「紅?とはお化粧する時の物ですか?」


「左様でございます」


「わたしは男性です。それは必要ありません」


「そう言われるのは承知で参りました。でも町では

こんな鮮やかな紅が似合うのは道観の道長だと皆さんが口々にいいましたので」


「はあ…でも本当にそれは必要ではないのです」

殿下は困ったお顔で小間屋に話されています


「兄さん、それ買ったら?」


「え!三郎!?」


道観での主は鬼市を束ねるに相応しい帝王感はなく

誰が見ても見目麗しい若公子然としております

その主を見た小間物屋は

今までの悠長な商売人の口調からは程遠いほどの

ぎこちなさで言葉を発します


「あ、あなた、様もこちらの、紅は奥様、わわわ、

すみません!道長様にお似合いだと思われるますよね?」


「あ、あ、わたしは…」

殿下も小間物屋のたどたどしい口調が移ってしまった

ようになってしまっております


「その紅を貰おう。確かに妻にはお似合いだ」

そう主は二人の口調とは対照的な素早さで答えます


それを聞いた殿下のお顔は朝日が昇ってから

辺りを黄金色に染めながら消えていく夕日のように

朱色に染まってしまっています


「流石でございます。旦那様はお目が高い。

少々値ははりますが…」


「まったく構わないよ、それをもらおう」


公子然とした風情からいきなり帝王感を出される主に

圧倒されながらもそこは商いを長年してきている

女は後ずさる事なく手に持っているカゴの中から

小箱を取り出して主に渡しています


「お代はこれで足りるかな?」


その銀子を見た小間物屋は口をポカーンと開けながら


「こ、これは流石に多すぎでございます」


「いい。貰って」


「しかし…」

銀子を多めにもらって喜ばない商売人はいないので

その女は明らかに嬉しそうな顔をしながら

答えます


「では、こうしましょう。今度は極上の白粉を

お持ち致します。その時はもちろんお代は頂きません」


「いいね」

主をじっと見るには整いすぎているお顔の先の道観の祭壇を見ながら小間物屋は答えます


「三郎…そんなの…いいのに…」


「妻が美しくなるのに嫌がる旦那がいる?ああ〜いるとしたら小物だよ」


殿下はお照れになってしまっておりますが

お二人は紛れもなく夫婦であり伴侶でありますから

小間物屋は何一つ間違ってないのです


神と鬼である殿下と主にとって

男性、女性の性別はあってないような物なので

この極上の紅も使おうと思えばいつでも活躍出来る

品物なのです


小間物屋はその紅が何個も買える銀子を受け取って

「必ずまた素晴らしいお品を持参致します」と

言って帰っていきました


「三郎…こんな贅沢品…」


「贅沢ではないよ、あなたの美しい装いを見られるきっかけになったから」


「え!?」


「兄さん、今日はその紅が似合う装いをして鬼市や天界に行ってみない?きっと天女が舞い降りたって

喝采が上がると思うな」


「……」


殿下という方は主の褒め言葉には滅法お弱く

恥ずかしがられながらもお応えになってしまわれます

ので

今回もきっと紅をさすのに相応しい格好になられるでしょう


「君、君がそう言うのなら頑張って綺麗にしてみる」


「ありがとう」そう言って微笑まれる主の

お顔は夜空の星さえも裸足で逃げ出してしまいそうな

煌めきを宿しております


殿下は少したどたどしい足元で一歩を踏み出します


「あ!兄さん大丈夫?」


そう言って殿下を抱きとめる主のあざとさ…いえ

優しさに

観念したように目を閉じ自らの手を伸ばされる

健気な殿下をこの世の宝物のように

抱きしめる主は本当に楽しそうです


「早く僕に天女様を見せて」

そう呟いて殿下の頬に口づけをしております


ああ

わたしはまた散歩にいかなければ

いけないようです

今日はこの辺でお暇致します


死霊蝶は道観の窓から外に飛んでいくのでした


(続く)



早く暑さが落ち着いて
秋になればいいですね〜

皆さんも良い日をお過ごしくださいませ