イングランドとスコットランドが別だということは、ヨーロッパサッカーファンなら理解していると思う。
ロンドンオリンピックでは、全英国チームGBということで選手団をつくったが、サッカーではたいへんだった。
イングランドの侵攻だとか、チームGBに加わらないのが名誉だとか、まあいろんなことがあって結局つくったのだが、男子のほうは次のオリンピックにはつくらない、ということとなった。
NHKのTV取材で、ウェールズ協会だったか、エリザベス1世とアン女王のことから話し始めたのを覚えている。
2月21日付BBC Sportsによれば女子ではその関係が何世紀かぶりに修復されるかもしれない。
この日曜日に、イングランドチャンピオンのArsnalとスコットランドチャンピオンのGlasgow Cityが試合を行うのだが、その中で、現在イングランド8クラブでやっている女子スーパーリーグ(WSL)にスコットランドからも入らないかという話がArsenalのVic Akersからあったようだ。
Herald Scotlandによれば、Glasgow CityのEddie Wolecki Black監督は、スコットランドではなかなか強敵がおらず、チャンピオンズリーグで上に行けないと考えていたようだ。
またスコットランドからは、Kim LittleなどがArsenalのクラブで活躍、Glasgow Cityからもプロになるために、選手が他国へ流出している。
クラブチェアマンのCarol Anne StewartとマネージャーのLaura Montgomeryは、こうした状況にスコットランド協会はイングランドより数マイル遅れている、と考えていたとのことだ。
しかし、サッカーでクラブが「他国」のリーグに加入した例はなく、UEFAがベルギーとオランダでつくったBeNeリーグのような方式にするか、これから紆余曲折がありそうだ。
また、前日にイングランドFAのスポークスマンはWSLの拡張は考えていない、と述べたそうで、両国クラブの関係は一朝一夕には改善できないかもしれない。
選手が流出するスコットランドここ
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