INACTVからの京川 舞のリハビリの様子がyoutubeにアップされている。
サッカーの神様は残酷で、大会ごとに犠牲を要求し、悲劇をつくりだす。
そしてマスメディアが飛びつくのを楽しんでいるような気もする。
ヤングなでしこワールドカップに京川 舞が出られたらと思った人は多かっただろう。
しかしメディアにその名が出たのはナイジェリア戦を控えたすぽるとだった。
京川 舞は、その中で、リハビリをみんなの活躍で励まされていること、U-20は出場できなかったが、ワールドカップの本大会出場をめざす、と自分に言い聞かせるように言った。
仲田 歩夢(ポム)は同級生だった京川 舞の夢をしょって世界の舞台に立った。
しかしニュージーランド戦でオウンゴールをし、その後、今度は股関節痛に見舞われて、出場機会は結局得られなかった。
彼女にとってのこの思い出はどうなのだろうか
岩渕真奈の世界への思いはほんの少しだけ届いただろうか
それまで好調だった彼女は、INAC-日テレの頂上決戦で小指付け根の疲労骨折で接合したボルトの痛みを再発させた。
後半交代してあられもなく泣きじゃくる姿が痛々しかった。
しかし岩渕はなんとかロンドンオリンピックには行くことができ、決勝戦後半最終盤に起用。Soloとの1対1の決定的なシーンをつくるが、さすがにあのときの鬼神のごときSoloには通用しなかった。
岩渕は表彰式でも
「みんなが明るくしてくれたのが逆につらかった」
とカワイイ半ベソを見せた。
彼女は8月17日に再手術を受け復帰はリーグ終盤とのことだ。
ドイツ女子ワールドカップの悲劇は間違いなくドイツのKim Kulig(キム クーリッヒ)である。
ドイツの若手のホープとして、グループリーグで活躍し、本番というところで本当にしょっぱな、前十字靭帯断裂で交代。
ドイツメディアではドイツの敗北の象徴となったしこれからもずっとそうだろう。
それから彼女は13ヶ月リハビリ生活だった。
しかし人気は衰えず、ドイツ代表でも、移籍したばかりのフランクフルトでも、仲田歩夢のようなマスコットガール的な務めを果たした。
そのときには「今できることをやるだけ」と言っていた。
そのKuligがこのEURO2013予選トルコ戦で、ようやく代表に復帰。
日曜日に行われたブンデス女子第3節では復活ゴールを決めた。
彼女はこう言っている
「正直、もうダメだ、と思うときもあったわ。あのときのことはときどき夢に見るの。目に焼きついてる。
だけど苦しみから学ぶことがあった。苦しみは成功のカギだって思う」
世界での活躍を逃した四人は三年後の世界の舞台で出会う日を待っている。
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エンディングは倉木 麻衣の「もう一度」
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