9月23日に行われたブンデス女子第3節FCR2001Duisburg-Tourbine Potsdam戦は0-4と予想以上の大差でPotsdamが勝利した。
どちらもチームから主力の移籍が出て再建が課題のチームだったが、やはりクラブの地力の差が出たというべきだろうか。
確かにDuisburgのMarco Ketelaerマネージャー(兼監督)の言うように今期のPotsdamは変わっていた。
昨期は各ポジションにスペシャリストが居り、それがしっかり自分の仕事をするというチームだったが、今期は全員が守備も攻撃もするというチームとなっていた。
Duisburgもそういうチームになっていたが、残念ながら選手層の厚さの違いが出たというべきだろう。
序盤はそれなりに互角、2分にDuisburgがポストに当たるファーストシュートを放ち、期待を抱かせた。
大儀見選手は3トップの中央、安藤選手はFWながらやはり下がって中盤でボールを捌き、攻めの起点をつくる役。
昨期あれほどの迫力のあったPotsdamの3トップも今期は後ろがそれほどの力がないのでなかなか威力を奮うことができない。
しかしPotsdamにはまだ中盤の司令塔Hanebeck(ハネベック)が残っていた。
15分、Hanebeckのゴールに向かうFKがクロスの競合いの中で直接ゴール
Duisburgはテクニカルなチームとなったが、何よりフィジカルで負けており、その差が大きかったように思う。ヘッドの競合いで完全に負けた。
さらに18分、またしてもHanebeckのクロスに大儀見がダイブヘッドで2点目
安藤は23分、ドリブル突破でPKエリア前でFKを獲得。自ら直接狙って枠を捉えた
が、やはり守護神Naeherのファインセーブで外にかき出された
後半最初はDuisburgも意地を見せる。
48分、クロスに安藤が飛び込むもタッチできず
しかし60分を過ぎると、Duisburgの足が止まってしまい、若い選手と交代したPotsdamの完全な優勢となる。
64分、U-20選手CramerのCKに代わったAndonovaがヘッドでゴール
84分、スウェーデンのGöranssonが中央から突破し、大儀見が中央でもらうようなフェイクを見せて、自身でゴール
87分にも大儀見はボックス内での反転を倒されてPKをもらうがこれはなんとかGKがキャッチ。
結局Duisburgは5点差にならなかったのが救いという大敗を喫した
試合後DuisburgのMarco Ketelaerマネージャーは
「試合前にも言ったように、Potsdamは前よりいいチームになってチャンピオンになってもおかしくない。やはり90分間止めることはできなかった、次のEssen戦にがんばる」
とあきらめ気味。
他の試合では監督交代で注目された熊谷紗希のFrankfurtは4-2の快勝で一応の安堵。熊谷は怪我で出場せず。
優勝候補の1つであるWolfsburgの初戦はVfL Sindelfingenに6-0と圧勝した。
9月30日の第4節がまたまたPotsdam-Frankfurtのビッグカ-ド
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エンディングはベートーヴェンのピアノソナタ第26番「告別」より第3楽章。「再会」の副題がつけられており、希望で終わる。ピアノはバレンボイム
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