ヤングなでしこ達は3位決定戦をナイジェリアとやることになった。
昨日はクールダウンで吉田監督がインタビュー。
監督は、三位決定戦に今まで使っていない選手を使うか「勝負か育成か」ということで悩んでいると語った。
「なでしこの沢や宮間は、やはりサッカーに対する思いの大きさが違う。田中陽子も猶本も藤田もまだまだ時間がかかる。毎日のちっちゃなことの積み重ねと経験があの存在感。思いの強さに経験が積み重なっていくということをわかってほしい」
しかしドイツの監督は育成についてはあっさりと「クラブでやっている」と答えている
ドイツの選手達は完全に勝利に貪欲だった
マロジャンやロッツェンも同じヤングなでしこ、ドイツの選手たちは一刻でも早く上に這い上がりたい、という凄まじい意欲があった。
それはあのブンデスの凄まじい環境でほぼレギュラー扱いで揉まれているからだろう。
もっともドイツの指導も戦術を指導しすぎという指摘があり、今はそれを修正してテクニックも組織性にも優れた選手を輩出している。
なでしこリーグの観客数は多分現在、女子では世界一と思われる。世界中が羨むだろう環境でのこれはなぜなのだろう
フジの「すぽると」は京川 舞選手との絆インタビュー。
京川 舞は、リハビリをやる中でヤングなでしこの活躍に励まされていると語り、
「泣いてる選手も多かったですけれど、U-20のメンバーは落ち込むだけの選手じゃないので気持ちを切り替えて、
三位になれる力があるので頑張ってもらって、自分は次のなでしこジャパンで一緒にプレーできるようにと思っている」
と期待した。
さてその対戦相手のナイジェリアだが
サッカーファンでない人たちにナイジェリアは実際強いと言ってもなかなか信じられないだろう。
男子代表「スーパーイーグルス」はアフリカ代表の常連だったし、「ファルコンズ」と名づけられた女子も、やはりワールドカップのアフリカの強国で、U-20前回の準優勝国だ。
ナイジェリア情報を探したわけだが、何と協会のHPがFIFAに登録されてなかいという
とりあえず9月5日付FIFAニュースにインタビューが出ている。
Okon Edwin監督は3位狙いに切り替えたとのこと
またキャプテンのOfoegbuも3位は悪くない、と話している。
「トーナメントでは少なくともファイナルに行くことを目指していました。不幸にしてできませんでしたが、最後の笛が鳴るまで、ニューゴールをめざしてがんばります。世界3位でもこの世代では良い位置です」
ニュースでは続けて女子サッカーでのナイジェリアの地位は、ワールドカップのグループリーグで敗れ、ロンドンオリンピックでは予選で敗れて下り坂だったと書かれている。
Ofoegbuは「もう後戻りはしない」と
「私たちは2年前には世界のトップチームの1つでした。準決勝で、私たちはそのレベルを維持していることを証明しました。
私たちは進歩し、アメリカよりもいい試合をした、だけど運がなかった」
彼女はモチベーションを保つためにこう言うとのことだ
「トーナメントはまだ終わっていないわ、私たちがもはや勝てなくても。
もしモラルがないのなら、この試合に勝たなくていい。
だけど少なくとも、私たちは銅メダルを持って帰る必要があるわね。私たちは、最後の試合をチャンスに変える以上のことをする必要があるわ。
それが私たちが進み続けて、目標を達成するただ一つの道なの。
もっともっとがんばらなくちゃね」
さてナイジェリアの選手にキャプテンの訴えは届くだろうか
またヤングなでしこ達は本当にドイツ戦の教訓を活かせるのだろうか
ついでに言うなら、吉田監督、勝ちに徹しないなら早めに宣言してもらいたいものだ。
勝ってくれると期待してTVを見るのと育成気分で見るのとでは全然違うだろう。
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エンディングは鋼の錬金術師主題歌、L'Arc-en-Ciel『Good Luck My Way』
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