4月8日、国際マッチから2日しか経っていないが、DFB‐Pokal準決勝、1.FFC Frankfurt-FCR2001Duisburg戦が行われた。準決勝とはいうものの事実上の決勝の強豪対戦は、PK戦6人目で決着がつくという死闘といえる戦いであった。安藤、熊谷選手共に途中出場し、熊谷選手は5人目でPKを決めた。
試合は序盤からホームのFrankfurtが優勢、8分、左サイドのSB ThunebroからBajramajにつないで、右へGarefrekesがゴールで早々に先制それを機にさらにせめていく。21分、PKエリア右でGarefrekesが倒されFK。
しかしさすがにこのまま終わるDuisburgではなかった。27分、中盤でFKを素早くリスタートさせ、スルーパスにIslakerがゴールで同点
さらに29分、今回から出場したLaudehrがテクニカルなフェイントからシュートするがクロスバー36分、CKからIslakerがシュート
40分、ボランチのMarozsanがファールからのケガでボランチを熊谷選手と交代。43分CKからクマヘッド
両者互角で後半
後半まずFrankfurt、PKエリア前のFKも失敗。
58分、今度はDuisburg、Poppの突進からシュートもセーブ。
62分、安藤選手が出場、ここで日本人2人が揃う。
Duisburgが攻勢、68分、Poppが持ち込み、PKエリア前からのミドルがゴールDuisburg突き放す
それからFrankfurtは追いつこうとするものの、Duisburgの強いフィジカルに阻まれ、なかなかゴールに届かず時間がすぎていく。
しかし80分、BehringerのCKからLewandowskiがヘッドでゴール2-2に追いつく。
そして試合は延長に。
延長前半はDuisburg有利、99分Poppのシュートをファインセーブそして後半はFrankfurt、109分、GarefrekesからHuthのシュートはセーブ
延長でも勝負がつかないゲームはPK戦へともつれこんだ。
Frankfurtが先攻。1人目はお互い成功するも2人目Cronogorcevicが失敗しDuisburgリード。そのまま、5人目はFrankfurt熊谷選手成功そしてDuisburg、5人目これが入れば勝ちというKrahnをSchmannが見事止めてサドンデスに突入
そして6人目、DuisburgのエースBresonikをSchmannが止めて、Frankfurtがこの死闘を制した。
両チームともミスが少なく、美しく、そして熱のこもった見事な一戦であった。試合を分けたのはやはりホームの差であろう。Duisburgはあと一歩のところまできていた勝利を失った。まったく勝敗をつけるのが残念なほどの名勝負であった。
今日のエンディング。DFB-Pokalは一発勝負のトーナメント方式であったが、そもそもトーナメントという言葉は、中世の騎士の馬上試合の名前であり、騎士たちは、名誉と淑女の賞賛を賭けて出場したとのことだ。ワーグナーの『タンホイザー序曲』を中世フェスタの動画で
今週の試合
女子ブンデスリーガ第17節
プレナスなでしこリーグ開幕戦 他
放送
FCR2001DuisburgーEssen-Schönebeck
4月14日(土)現地14:00日本21:00よりLive
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